旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

白山比咩神社参拝 富山からの帰り

2023年8月1日(火)何時ものように朝5時に起きてホテルの温泉に行く、平日なのでサラリーマン風のお客が多い。昨日と同じように暖かい湯に浸かって水風呂に入る。この風呂の水風呂は氷で冷やしているのではないかと思う程冷たい。一度入ってしまえばなんて事ないのだが、最初水風呂に全身浸かるには気合いがいる。温泉と水風呂に何回か入って風呂を出た。朝食無しなので8時にホテルを出た。この日最初の目的地は昔から行ってみたかった「白山比咩神社」だ。富山から高速道路で白山インターまで行って国道157号で白山比咩神社に向かった。天気はこの日も晴れで朝から暑い。白山比咩神社の祭神の1柱に「菊理姫命 くくりひめのみこと」という神がいらっしゃる。菊理姫命は古事記には一切記載がなく、日本書紀異伝にのみ記載されている女神で、この神を祀る神社は少ない。謎の女神である。白山比咩神社の他に菊理姫命を祀っている神社に紀州熊野本宮大社がある。白山比咩神社の駐車場にバイクを止め、ジャケットをバイクに被せ、身軽になって参拝に向かった。駐車場から神社に入るとすぐに芭蕉の句碑があったけど、先ずは参拝、本殿に向かった。平日だというのに参拝者が多い。本殿でのお参りを済ませる、本殿の反対側に「荒神前神社」という小さな神社が有り、沢山の人が行列を作って参拝するのを待っていた、本殿の参拝者より多い気がした。せっかく来たのだし、行列の後ろに並ぶ。熱心に、時間をかけて参拝する人が多い。私も一族のもう少しの繁栄を祈った。調べてみたが、何故この荒神前神社に参拝する人が多いのか理由はわからなかった。荒神前神社の奥に有る「白山奥宮遥拝所」でもお参りする人が多い、私もお参りした。参拝後、芭蕉の句碑を見に行く、「風かをる越の白嶺を國の華」という句が記されていた。予定では小松市の「多太神社」に参拝して再び海岸線を帰ろうと思ったが、白山比咩神社から山越えで福井県勝山市に行けることが分かり、勝山市経由で帰ることにした。勝山市に向かう国道157号は走りやすく、山の中を通っているのでとても涼しい道だった。どこかに温泉は無いかと捜しながら走っていた。途中「白峰温泉」の看板を見つけた、白山の山奥の温泉に期待が膨らむ。「白峰温泉総湯」という立派な施設を見つけたが、人の気配が無い、休館日だった。次の温泉を捜しながら走る。暫くして「勝山温泉センター 水芭蕉」を見つけた。温泉施設手前のテニスコートでは高校生らしき男女がテニスに興じていた。勝山温泉センター 水芭蕉は広い湯船・サウナ・水風呂もあって入浴料は620円。源泉名は浄土寺温泉、泉質はナトリウム-塩化物炭酸水素塩泉、所謂ヌルヌル系の美人の湯。ここの水風呂も冷たい、冷たい水風呂に入る為に温泉に浸かる感じだ。温泉、水風呂に何回か交互に入って最後に水風呂で締めて風呂を出た。気持ちいい。腹が減った。温泉を出て福井市方面に走る、暫くして永平寺の看板を見つけた。道路沿いに蕎麦屋の看板を見つけた、とりあえず行ってみる。時間は12時30分くらい、店は開いている、客は1人。福井県蕎麦屋なので、おろし蕎麦を注文した。と言っても、メニューにはおろし蕎麦とざる蕎麦しか無い。大盛りに替えてもらう。あっという間に食べてしまった。店名が「俺のそば」って書いてあったので、女性の店主に何で店名に俺ってついているのか聞いたら、ご主人が蕎麦を打っているそうだ。納得。食後に和菓子と冷たいお茶を頂いた。店を出て福井市方面の高速道路を目指していたが、途中越前海岸へ行く看板を見つけ、混んでいるであろう国道8号は避けて海岸線を走る事にした。海岸線をゆっくり走って、敦賀、小浜を通って若狭西街道で帰路に着いた。国道8号敦賀手前の峠に前から気になっていた場所が有ったので寄ってみた。「帰り山観音」って言う場所。冷泉が湧いているらしい、看板には指定の入れ物で水を汲むように書いてある。指定の入れ物買わないとダメかと思っていたら、店主さんが出て来て冷泉を用意してくれた、ペットボトルで良いとのこと、有難い。早速ペットボトルいっぱいの冷泉を飲み干し、再びペットボトルに冷泉を入れてもらった。帰る前に観音様に延命十句観音経を唱え御礼とさせてもらった。冷泉の味は一気に500cc飲み干したのだから冷たくて美味い水だったのだろう。

 

神社 白山比咩神社

温泉 勝山温泉センター 水芭蕉  営業中

蕎麦屋 俺のそば         営業中

神社 帰り山観音