旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

春はイルカと芸術鑑賞 前編

2024年3月30日(土)知り合いが、京都府網野町木津温泉近くの「丹後の地酒屋 松栄屋」の2階で「浮世絵美人画&龍神画」の個展を開催するというので、土産を持って冷やかしがてら見に行った。この日は良い天気、2024年度BMW K1200Sの初乗りと洒落込むことにした。真っ直ぐ網野町まで行くのは芸が無い。丹後半島先端の経ヶ岬の隼の勇姿を見てから画伯の個展に行く事にした。12月からBMWには乗っていない。車検を受けてからほぼ初めて乗る。この車検で、次の車検はこのバイクはもう無理かも、とバイク屋の大将のお言葉。東京でこのバイクを買ってからもう10年以上時間が経っている。北は下北半島の大間崎、南は紀伊半島の串本、西は広島県大竹市まで旅の相棒として付き合ってきた。2年後さよならするまでまた色々な所へ一緒に行きたいと思う。久しぶりに愛車に乗るのでついついアクセルを開けてしまう。バイク同様、私の身体もガタガタだ。もう1年以上60肩と付き合っている。時々私のエンジンも期外収縮を起こし、エンストしそうになる。さて、久しぶりに隼の勇姿を求めて、丹後半島の先端、経ヶ岬を目指す。隼は行けば大抵その姿を見せてくれる。途中、与謝野町の「和洋菓子 おくだ」で画伯への土産の和菓子を買った。与謝野町から籠神社の前を通って、丹後半島の南から経ヶ岬を目指すことになる。バイクの調子が良い、まだまだ走れる気もする。経ヶ岬灯台の方へ。国道から少し灯台の方に入ったところで日本猿の集団に出迎えられる、ざっと見て、20匹ほどの集団、咲き始めた桜の蕾を盛んに食べていた。小さな猿はやっぱり可愛い。駐車場に着くと何時ものメンバーが、1本で私のバイクと同じくらいの値段のレンズで隼を狙っていた。しかし、みんな空ではなく海の方にレンズを向けていた。沢山の観光客も海の方を指差したり、携帯のカメラで撮影していた。イルカの大きな群れが集まったり、ジャンプしたりしていた、集団で漁でもしているのか?イカでも狙っているのか?岸からこんな沢山のイルカを見るのは初めて。100万円以上のレンズで撮影している人に、隼は姿を見せたか聞いてみるが、1羽の隼が少し姿を見せただけで今日はイルカの撮影日だ、と笑っていた。雌の隼は卵を抱いてるのか?私もしばらくジャンプするイルカ達の姿を見ていた。隼が姿を現さないのでバイクの方に歩いていると、前方の桜の木に実物は今まで見たことのない鳥が飛んできた、写真では見た事の有る「ヤツガシラ」と言う鳥。カメラマンさんに、あっちの桜の木にヤツガシラがいる事を伝えてあげると、何人かのカメラマンさんたちが移動しようとしたその時、ヤツガシラが明るい黄土色の身体を光らせ飛び立って行った。隼は見れなかったけど、初ヤツガシラ、初岸からのイルカの大群、日本猿の群れ、ジョウビタキのつがい、相変わらず雌が愛嬌たっぷり、大歓迎の野生動物達に感謝感謝。国道に出る時にはもう日本猿の集団は移動して、見当たらなかった。

 

お土産 与謝野町 和洋菓子 おくだ 営業中