旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

神無月、神々の集まる神社参拝を誓う

続き 大田市駅からは雌三瓶・雄三瓶の夫婦山、三瓶山が青空を背にどっしりと存在感を出していた。三瓶山には、娘が未だ小学生の頃、何も計画もせずドライブついでに登って酷い目にあった。飲料水も持たずに登ったので2人とも干涸びる寸前だった。山頂でカップ麺を食べている登山者がいたがとても美味そうだった。大田市にはお勧めの温泉がある、宿泊も日帰りも大丈夫。但し日帰りは時間制限がある、2時間だったと思う。小屋原温泉熊谷旅館。お湯が素晴らしい、炭酸泉で、入ると身体中に気泡が付く、飲める温泉なので飲んでみると少し鉄臭い出汁味がする。利尿作用も有る。宍道駅手前の田圃で白鳥の群れを見つけた。今年も白鳥に会えた。本日の宿泊地である松江に到着、遅めの昼飯を松江駅内にある「たたら屋」という駅蕎麦屋でいただいた。「地のり蕎麦」960円を食べた、十六島海苔と書いて「うっぷるいのり」と呼ばれる超高級海苔の蕎麦かと思ったが、そうではなかった、十六島海苔を使った蕎麦なら2,000円はするだろう、多分。松江に電車で来るのは初めて、もちろん、電車で松江駅を通過した事は何度もある。先ずは、松江駅に併設されている土産物屋を物色、酒のつまみに「スズキの燻製」を買った。駅横の「一畑百貨店」で閉店セールをやっていたので、島根県の陶磁器で蕎麦猪口でもないかと探したけど、島根県で作られている陶磁器は売ってなかった。後日、ニュースで、一畑百貨店が2024年1月14日にその65年の歴史に終止符を打った事を知った。駅前にある観光案内で本日宿泊する宿の場所を確認して、近くに陶磁器を作っている窯元は無いか尋ねた。運良く、宿の近くに「袖師窯 そでしがま」という窯元が有る事がわかった。とりあえず宿に行って荷物を置いて袖師窯に行ってみる事にした、宿と袖師窯の間に「島根県立美術館」が有った、袖師窯が休みなら美術館に行けば良いか、と。案の定、袖師窯は休み、残念。島根県立美術館では、観たかった「日本伝統工芸展」が開催されていた、これはラッキー。陶磁器・金物細工・木工細工・着物などなど展示されていた。どうやって作ったのか?どうやってこんな色を創り出したか?想像もつかない作品だらけでとても興味深かった。陶磁器で京丹後市の浅田尚道・浅田浩道親子?の作品の色に驚いた、赤色・緋色・朱色などなど。美術館は宍道湖に面していて、そこから宍道湖に沈む夕日と岸辺の鴨達が一服の絵のように見えた。美術館の庭は美術館に入らなくても散歩が出来る、沢山の地元の人が散歩がてら沈む夕日を静かに見ていた。宿に戻る途中、「白湯天満宮」って言う神社があったので参拝した、末社にお稲荷様があったので、丁寧にお参りさせていただいた。宿に入ると、本日も客は私1人。先ずは風呂にゆったり入り、旅の疲れを癒し、冷えた身体を温める。部屋の前が川になっていて、そこに居着いてしまったという白鳥のつがいを見る事が出来た。年中いるらしい。晩御飯は18時30分から、今夜のメニューは、「茹で蟹の足・牛肉の蒸し焼き・茶碗蒸し・サーモンと鰤の刺身・デザートは柿とりんご」いただいた日本酒は、松江の地酒「豊の秋」、冷やと燗で飲んだ。非常にあっさり、スッキリした酒でスイスイ飲めた、予定より1合多い、4合飲んでしまった。晩御飯を食べ乍ら宿の女将さんと話し込み、途中女将さんの粋なお父上も加わって話し込み、晩御飯が終わったのが22時過ぎ。酔っていたので何を話したのかあまり覚えていない。1つ覚えているのが、旧暦の神無月に日本全国の神様が集まる神社が「万九千神社 まんくせんじんじゃ」というらしく、近くに神社が有るという。2024年には万九千神社に行きます。と女将さんとお父上に宣言したこと。万九千神社の新聞案内を貰った。あっという間の3時間30分だった。

 

駅蕎麦 たたら屋  営業中

観光  島根県立美術館

神社  白湯天満宮