旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

ノルウェーの森ロケ地にガッカリ

2023年5月12日(金) 先日、30年振りに村上春樹の「ノルウェーの森」を再読した。前回読んだのは30才の頃?もっと前のような気もする。前回読んだ印象は?と言えば。上品なエロ小説のイメージしか無く、精神病院が舞台になっていたなぁ。って感じで面白かったのかどうだったのか憶えていない。今回再読して一気に上下巻読んでしまった。とても面白かった。30年の間には良い事、悪い事、嬉しい事、悲しい事色々経験し、前回読んだ印象とは全く違った印象を持ったと思う。そう言えば、ノルウェーの森は映画化されていて、ロケ地が兵庫県だったような気がして調べてみた。ロケ地はほぼ2ヶ所で、兵庫県神崎郡神河町と蟹で有名な香住町香住海岸の今子浦。この日は天気も良く、暖かかったので香住海岸今子浦に行ってみることにした。バイクはホンダのCRF250L。出発前に今子浦の大体の場所を確認してから出発。家を出て、1時間後くらいに国道9号線にある「村岡ファームガーデン」という道の駅でトイレ休憩。天気の良さに騙された、まだまだ寒い。村岡ファームガーデンのトイレは綺麗に掃除されていて気持ちが良い。掃除して頂いているスタッフの方に、感謝!スッキリして香住海岸を目指す。香住海岸へは、村岡ファームガーデンを出て暫く国道9号を走って右折、左手に滅茶苦茶大きな寺「長楽寺 但馬大仏」を見ながら直進し香住町に向かった。香住町の手前に、昨年末少し話題になっていた「応挙寺 大乗寺」がある。今年1月?昨年末?の、雑誌サライの付録のカレンダーは大乗寺の丸山応挙の絵画が使われていた。そういえばお腹も空いてきたけど、寿司はもったいなぁ、などと思いながら走っていると「三七十鮨」の前にバイクを止めていた。この日は、私の作った米が売れて、財布の中には4,000円の臨時収入が入っている。前回この鮨屋さんに来た時は暖簾も無く、開いているのか閉まっているのか分からない店だったが、今回は店の前に営業中の大きな看板が出されていた。今回は、少々贅沢だとは思いながら上鮨を頼んだ、雲丹が美味かったので雲丹の鮨を追加して3,030円、まあまあいい値段。雲丹の時期には少し早いんじゃないですか?と尋ねたら、香住で取れる雲丹は中身がスカスカで使えないので北海道から取り寄せるとの事、地の雲丹ではなかった、少し残念。梅雨明けに三重県の志摩で食べた殻つき雲丹がとても美味かった事を思い出した。「おとや寿司」の大将は元気かなぁ?などと思ってしまった。三七十鮨には芸能人・マスコミ関係者とおぼしき色紙が沢山貼ってあった。ノルウェーの森の俳優、スタッフもこの鮨屋に来たのかなぁなどと考えながら色紙を見るが部屋が暗いのとそもそも目が悪いのでよく見えない。今子浦を目指す、鮨屋さんから5キロ程、場所はすぐに分かったのだが、今子浦の海岸には「私有地のため入るべからず」的な看板が置かれていて興醒め。今子浦の少し先の小さな漁港にバイクを止めて一休み。なんだか白けたまま来る時に見つけた「米粉神社」に行ってみた。高台に有る何か気になる神社だった。コメコ神社かと思ったら、ヨナゴ神社だった。米粉神社の主祭神保食神ウケモチの神。神社に米の字が有ったので、2023年の米の豊作を祈念した。実際の田植えでは使い倒した田植え機を使ったので、苗を植える爪が摩耗していてきちんと苗が植える事が出来ず、情け無い田んぼになってしまった。米粉神社の入り口辺りに「厳島神社 遥拝所」というのが有り、てっきり広島、宮島の厳島神社に対する遥拝所かと思ったが、香住の湾の中に島が有りそこの島の神社が厳島神社で有ることが後でわかった、ネットで。香住海岸から城崎温泉まで海岸線を走った。この日は天気も良いのでバイクも多い、ホンダレブル500に乗った人と二言三言話をした。久美浜湾では沢山の人がカヌーを楽しんでいた。トレーニングしてる高校生らしき人達も。そう言えば、NHK久美浜高校のカヌー部の特集ニュースを放送していたことを思い出した。帰り道に、前から気になっていた場所に寄り道、1つは但東町の「清瀧の滝」もう1つは「木造の十一面観音像」。清瀧の滝は高さ20メートルから瀧が落ちる、思っていたより迫力がある。行基作と言われている十一面観音像は中が暗くてよく見えなかったが、子供達が幼稚園で毎日唱えていた延命十句観音経を唱えて家路についた。香住のロケ地にはガッカリだったけど、4時間程のツーリングで気持ちが良かった。機会があればもう1つのロケ地、神崎郡神河の砥峰高原と峰山高原に行ってみたい。そう言えば、神崎郡神河町は「あまちゃん」の出身地だ!毎日あまちゃんを録画して見ている。

 

鮨屋 香住町 三七十鮨 営業中