旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

京都府与謝野町 物部神社参拝

2023年3月1日晴れ。京都府与謝野町に「物部神社」が有ることがわかったので、天気も良いいので行ってみることにした。与謝野町与謝野鉄幹の出身地、今年調子の良い元阪神タイガース糸井嘉男の出身地で丹後ちりめんが特産である。最近はビールに使うホップの生産に力を入れている、しかしながら、宮津のホップの香りが強い地ビールはやはりお高い。与謝野町物部神社は思っていたよりも幹線道路から奥まった場所にあり、かなり急な階段も登らなければならなかった。私は物部神社が好きで、島根県大田市の石見一宮の物部神社をお参りした事に端を発する。その他に参拝したことのある物部神社は、愛知県名古屋市にある物部神社物部氏縁という事で、奈良県の石上神社。与謝野町物部神社で4社目になる。物部神社主祭神は、宇摩志麻遅命(うましまぢのみこと)である。神社への階段を登って行くと、階段の途中に地元の男性がいた。私が拝殿を見ているとその男性が登って来てくれた。男性が神社に参拝するのに登って来たのか、降りる途中引き返して登って来たのかは分からない。何となく引き返して登って来たように思えた。この地元の男性が物部神社やこの神社周辺の事について教えてくれた。男性によると元々あった物部神社は今有る物部神社よりも高い所あったのだが、豪雨災害で物部神社が流されてしまったので今の場所に再建したとの事。神社には小さな土俵がありここで、現在も子供の相撲大会をやるらしい。昔神社の裏に椎木の大木が有って、それが御神木だったのだけれど、雷が落ちて焼けてしまったのだそうだ。しかし、拝殿の周りには今も沢山の椎木が生えている。この物部神社の有る土地から、3代目の天皇の后なった人がいたとの事、后のなは「香河 かご」というらしい。与謝郡誌では香河という女性は、淳和帝の次妃であり、浦島太郎の末裔であるとある。丹後旧事紀でも香河は淳和帝の妃になり、浦島太朗の末裔にあたるとある。浦嶋神社という神社が与謝郡伊根町に有る。物部神社の麓には香河川という小さな川が流れているが、江戸時代には3石の船が往来したという。ちなみに、米1石は米1,000合、100升になるという。今の香河川は走って飛べば飛び超えれそうな川幅だ。物部神社自体は小さな社で雪害から社を守る為に、一回り大きな建物で覆われている。地元の男性に会わなければ、物部神社をお参りして、神社ぐるりを見てすぐに帰っただろうけど、色々な話を聞けて、面白かったし、勉強にもなった。後、松葉蟹で有名な間人・たいざという地名も用明天皇の后の穴穂部間人皇女から送られた名前なんやで、と教えてもらった。楽しい時間を過ごすことが出来た。

 

神社 与謝野町 物部神社