旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

田植え反省会名目の恒例長野旅

2023年6月3日(土)6時30分自宅を出発、毎年恒例の長野・菅平旅行へ近所の方々、総勢5人と。心配していた季節外れの台風も東の海上に去り、雨も止んでいた。舞鶴若狭自動車道北陸自動車道ー中央道で長野に向かっていたが、とんだ所で台風の影響を受ける事になった。東名高速が台風の被害で通行止めになり、東名高速からトラック・自動車が中央高速に流れて来たため渋滞に、オマケに中央道の工事渋滞と重なり、大渋滞に。70分渋滞が3ヶ所有り、2ヶ所迄は我慢したが、3ヶ所目で堪忍袋の尾が切れて?中津川インターで一般道に降りる事にした。目的地は馬籠宿。国道19号から時折り高速道路が見えるが、渋滞は続いていた。方や一般道には殆ど渋滞はなかった。高速道路が渋滞していなければ神坂PAに車を置いて、歩いて馬籠宿迄行く予定だったが、実際馬籠宿まで走ってみたが、神坂PAから馬籠宿迄は、かなりの距離があった。歩いて行くにはどれほどの時間がかかったのだろう?一般道で馬籠宿を目指して正解だった。馬籠宿の駐車場にも空きが目立つ。前に馬籠宿を訪ねたのはオートバイに乗り始めた頃、30年以上前になる。その頃はヤマハSRX400にスーパートラップと云う賑やかな音、つまりうるさい音のするマフラーを付けて走っていた。多分その時は島崎藤村縁の四方木屋・よもぎやに泊まる事が目的だったので、馬籠宿観光はしていないと思う。時は流れ、四方木屋は旅館業は廃業して今は、カフェとして営業しているそうだ。ということで、馬籠宿を散策した。全長400メートル程の坂道を登って降りる事になる。この400メートル程の道の両サイドに馬籠宿の店の80%が有るのではないだろうか?しかし、四方木屋に泊まった時の記憶にはこんな賑やかな坂道は無い、おそらく、四方木屋は馬籠宿の外れにあったのだろう、田んぼの中に大きな岩が有ったのを覚えている。昼食は当然、蕎麦になる。駐車場から坂道の上迄歩いたが、400メートルの間に5〜6軒の蕎麦屋が軒を連ねていた。一番上から坂道を100メートル程降りた所に「蕎麦処 三花月庵」を見つけた。開店して間がない新しい店だった。私といえば、もう出発の時から呑んでいる。本来なら生ビールで喉を潤してからの日本酒を飲むのだが、まずは地酒の「七笑」を頼んで、蕎麦は店お勧めの「粗挽きせいろ」を頼み、巻き寿司を1本頼み、これは皆んなでシェアした。七笑には山菜の小皿が付いていた。七笑で喉を潤し、山菜を一口、酒が進む。粗挽きせいろは、まずは汁をつけず、塩で試せとのこと。麺は透明感の有る、蕎麦の皮や粗く挽かれた蕎麦の実も入っている所謂、挽きぐるみの蕎麦。少し塩を振った蕎麦は、蕎麦の香りと共に塩で強調された蕎麦の甘味が口一杯に広がる、そこで七笑を一口、幸せだぁ〜。次は、蕎麦に直接ワサビを載っけて、江戸っ子ではない私は、たっぷり汁につけて食べた、旨〜い。幸せな一時を過ごせた。馬籠宿を出て菅平を目指す、常宿のホテルには18時前に到着した。まずは、風呂で旅の汗を流し、晩御飯。ご主人が忙しいそうだったので、生ビールを注ぐのを手伝ったが、これが中々難しい。何杯も泡だらけの生ビールになった。ご主人のお土産に持って来た日本酒も皆んなで呑んで、この日も酔い酔いで22時前に眠ってしまった。

 

蕎麦屋 馬籠宿 三花月庵 営業中