旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

寒波到来 新幹線を使う羽目に

2022年12月14日(水)寒波到来で電車の運行が心配で朝5時45分にホテルを出た、風は強いものの昨日の強い冷たい雨は止んでいた。朝イチで乗るはずだった弥彦線は強風の為に予想通り運休になっていた。この日は山形市で懐かしい、お気に入りの寿司屋を予約していた。在来線では山形市まで行けそうも無い、新潟県の隣りが山形県なのに。どうしても18時迄に山形市に入りたい。前にも同じような目にあった。燕三条駅から新幹線で大宮駅まで行き、大宮駅で乗り換え、大宮駅から青春18切符を使って山形市を目指す事にした。新幹線の速さと快適さに感動すら覚えた。新幹線で本庄早稲田駅を過ぎる頃、辺りは深い霧に包まれていた。畑の野菜も霧で濡れて真っ白になっていた。熊谷駅を過ぎても私の視野全てが霧に包まれていた、しかしながら、ふと空を見上げると青空が広がっているのが見えた。大宮駅で宇都宮線に乗り換えて山形駅を目指した。久喜駅から座席に座ることが出来た、相変わらず霧が濃い。野木駅を過ぎる頃、霧が晴れて来た。黒磯駅で乗り換えの待ち時間が1時間程あり駅周辺を散策。駅を出てすぐに「黒磯神社」を見つけ、黒磯神社から駅へ戻る途中に蕎麦屋「生そば 冨陽」も見つけた。黒磯神社に参拝して冨陽で蕎麦を食べることにした。黒磯神社はもちろん立派な神社だったけど、黒磯神社の境内の中にあった「足尾神社」が面白かった。足尾神社の祭神は國常立命・面足命おもたるのみこと・惶根尊かしこねのみこと。面足命、惶根尊は初めて知る神だったけど、古事記には両神とも書かれているという事だった。興味深い時間を過ごせた。さて、11時冨陽の開店時間だ、少し早いけど昼ご飯にする。酒を飲まないなら蕎麦屋には行くなと誰が言っていたのだったか?まずは生ビールと蕎麦豆腐を頼んだ、付き出しも美味しくてビールが進む。生ビールが無くなったところで地酒「大那」と盛り蕎麦を頼んだ。冨陽の蕎麦は少し太めで歯応えも有り香りも強い、タレも美味い。全て美味しく頂き1,910円也、大満足、もし次に黒磯駅に来る事が有れば又来てみたい。冨陽には見川鯛山医師から冨陽に宛てた手書きの長文の手紙が飾られていた。店員さんに本物ですか?と伺ったら「はい、本物ですよ」との返事。昨晩の晩御飯は散々だったけどこの日の昼飯でチャラに。黒磯駅のホームから見える山々は真っ白に煙っていた、かなり吹雪いているようだ。列車に乗る、新白河駅を過ぎる頃から雪が降り出した。白石駅の手前で雪が降る中、餌を啄む白鳥の群れに今年も会うことが出来た。いつもの年とは違い柿の木に柿が沢山残っているのが印象に残った。福島駅から山形駅へ向かう山形線のダイヤを調べたが、電車が無い。仕方ないので福島駅から新幹線で山形駅に行こうかと思っていたら、北海道の友人Mさんから、福島駅ー仙台駅ー山形駅という列車があるというメールが来た、持つべき物は友人だ。これで随分お金が節約できる。仙台駅の手前で学生さんたちが沢山乗り込んで来たけど、女子高生の殆どが生足だった、寒くないのか?2日後に訪れた愛知県の女子高生はスカートの下にジャージをはいていた、仙台よりは暖かいだろうに、寒さに対する耐性の違いだろうか?オシャレ度の違い?仙台駅から山形駅に向かう電車のトンネル内での騒音は凄まじかった、世話になっている坊さんが読経の時に全力で叩く鍾の音と同じくらい。久しぶりの山形駅に着いた。積雪は無かった。山形駅西口ワシントンホテルに荷物を置いてタクシーで今回の旅の目的地の1つである「石山寿司」に向かった。前に来た時、10年以上前になるか?坊主頭だったご主人の頭に髪が生えていて最初誰かわからなかった。まずは、薄張りのビールグラスで飲む生ビールを2杯頼んだ。薄張りグラスの口当たりが良い。今日は15,000円超えたら教えて欲しいとご主人には伝えて有る。つまみ・寿司を頂きつつ山形の地酒を3合呑み干した。4合目を頼んだところで予算を超えた。まぁええかと、握り2種、特大煮ホタテと車海老を追加した。特大煮ホタテの握りには驚いた、煮ホタテを適当な大きさに切って、シャリを切った煮ホタテで包むように握ってくれた、最初見た時何の握りか分からなかった、一口で食べる特大煮ホタテの握りの美味い事。4杯面の日本酒はサービスしてもらって17,000円也。幸せな時間だった。店の営業時間が18時から21時迄と短くなっていた。3月に友達と又来ますと約束して店を後にした。山形駅西口ワシントンホテルは超快適、燕三条ワシントンホテルとは月とすっぽんえらい違いだ。山形市での心残りは私の大好きな温泉「八百坊の湯」に入れなかったこと、3月の楽しみにしょうか。

 

ホテル 燕三条ワシントンホテル 営業中

蕎麦  黒磯 冨陽       営業中

神社  黒磯神社

寿司  山形市 石山寿司    営業中