昨年の青春18切符の旅では、食べ物にお金をかけ過ぎた反省で、今年の青春18切符の旅では晩御飯以外は質素に基本、駅そばを食べるようにすることを心に決めた。この旅の目的の1番は山形市の「石山寿司」で寿司を食べること、2番目は新潟の西燕駅近くの「杭州飯店」でラーメンを食べること、結局食べることが目的になってしまった。2022年12月12日(月)朝４時30分に起きて準備して6時過ぎに自宅を出発。空には未だ月が残り、東の空は茜色に染まっていて寒い。この日は長野県松本市を目指す。廃線が決まりそうな「小浜線」に乗る。青郷駅を過ぎたあたりから若狭湾が見えてくる。三松駅から若狭湾を見ると遠くの山々が真っ白に見えた、白山連峰か？加斗駅にはもう水仙の花が咲いている。若狭路は未だ秋を引きずった冬の初めだ。敦賀駅では駅そば「気比そば」のかけそばを食べた、朝食と昼食を兼ねた食事。空腹だったので大層旨い、体も暖まる。今回の旅では青春18切符が使えない「IRいしかわ鉄道」「あいの風とやま鉄道」「えちごトキメキ鉄道」を避けて名古屋経由の中央線で本日の宿泊地・松本市を目指した。青春18切符の旅で追加料金を払うのは何となく受け入れ難く、又自分でもセコイなぁとは思うけど仕方ない。敦賀から琵琶湖の東を通って米原へ向かう、伊吹山には未だ雪は無く琵琶湖の湖面もキラキラ輝いていた。乗っていた電車の終点となる大垣駅の一つ手前の垂水駅で小便を我慢して、漏れる漏れると言いつつ股間を押さえながら電車を降りた御同輩は漏らさずにはトイレに間に合ったのだろうか？多分大垣駅まで行きたかったのに垂水駅で降りる羽目になったよう、しかし電車は待ってはくれない。しかし、冬の電車旅、私は出来るだけトイレの有る車両に乗るようにしている。私にも間一髪という時があった。倉敷で買った36オンスのジーパン、新品の時はジーパンが立つほど分厚いジーパン。このジーパンをはいて青春18切符の旅の途中ジーパンが堅すぎてジーパンが下ろせず焦った焦った。名古屋駅から中央線に乗り換えた、名古屋市内は未だ秋、銀杏の葉は綺麗な真っ黄色で葉も落ちていない。中津川駅では1時間程待ち時間があったので中津川駅周辺をぶらぶら。中津川駅を出るとすぐ左側に中津川の名産・お土産を売っている「中津川にぎわい特産館」を見つけた。中津川は栗きんとん等の和菓子が有名で和菓子屋さんが沢山入っていた、あまり甘い物に興味が無いのでこの時は外に出た。駅周辺を再びぶらぶら、美味そうな気配の鰻屋を見つけたが、我慢。晩御飯以外は質素に、という今回の旅の決め事を思い出し断念。実に美味そうな鰻屋だった、お金がない分でも無いのだが。駅に戻る前に中津川にぎわい特産館に再び行って今回の旅のお供に「裏木曽名物はっか糖」238円を買った。駅に戻ると駅そば「根の上そば」を発見、しかし店員さんが居ない、呼び鈴を押しても現れない。時間は14時過ぎ昼飯時が過ぎているからか？仕方ないので待合室で待つ事５分店員さんが現れたのでトロロそば550円と缶ビール340円を注文した。そばは敦賀の麺よりもコシが有り値段も少し高い。恵那山にも雪は無い、中津川駅を出る頃には真っ暗になってしまった。中津川にぎわい特産館で買ったはっか糖を食べてみる、はっか糖には黒糖はっかと透明のアメ、黄金色のアメの3種類があった、はっか感も程よく良い旅のお供になった。小浜線の電車は暖房が効かず寒かったし、中津川駅から松本駅までの電車は暖房が効き過ぎて暑かった。松本駅には19時11分に着いた。駅からホテルに行く道すがら晩御飯を食べる場所を探した。馬刺しを看板料理にしている店が数軒あり、その店の中から店を選ぶ事にした、とりあえずホテルに行って荷物を置きたい。選んだ店は「太助」という店。まずは生ビールと馬刺しを頼んだ。馬刺しのタレは九州の馬刺しのタレとは違い、醤油と生姜のシンプルなタレだったけど美味かった。九州で食べる馬刺しはタレの味が主で馬肉が従って感じがするけど、太助の馬刺しは馬肉の旨さがよく分かった。ビールから日本酒にチェンジ、まずは木曽の「七笑」ついでに蜂の子を頼んだ。小さな蜂の子でしっかり佃煮になっていた。昔宮崎県の高千穂に行った時に食べた丼一杯の蜂の子はただ茹でて有るだけで味は付いていなかったけど太助の蜂の子の3〜4倍程の大きさが有りクリーミーで美味かった。蜂の種類が違うのだろう。つまみの焼き鳥の塩を追加して、「明鏡止水」「寒竹」と合計3合の日本酒を頂いた。支払いは8000円程だと思うけど、酔ってしまい覚えていない。今日も1日晴れていた。ホテルは「リッチモンドホテル」快適だ。太助で呑んでいる時何か昔来たことがあるような気がしたが、自宅に戻って調べたらやっぱり前に来たことの有る店だった。
駅そば 敦賀駅 気比そば 営業中
中津川駅 根の上そば 営業中
お土産 裏木曽名物はっか糖
料理屋 松本市 太助 営業中
