旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

木曽福島へ、最後の青春18切符で

青春18切符が1日分余っていたので、2017年1月4日あてもなく長野県木曽福島に向かった。朝5時57分茶屋ヶ坂発の名城線大曽根駅に向かった。本当は6時25分発の中津川駅行きに乗るはずだったけど、寒いので6時11分発の多治見駅行きに飛び乗った。大曽根駅では初仕事に行く人も多かったが郊外に行くに従いどんどん人は減っていき高蔵寺駅では1つの車両に自分ともう1人しか客はいなかった。未だ空は暗い。多治見駅で中津川駅行きに乗り換える、中津川駅行きの電車にはそれなりに客がいた。多治見駅を出る頃にようやく空が明るくなってきた。恵那駅から見える御岳山には朝日があたりピンク色に輝いていた。中津川駅を過ぎても線路脇や道路に雪は無かった。中津川発7時40分発の電車に乗ったのだけど朝早いので中津川駅には駅そばも駅弁も無かった。腹の虫が鳴く。今日の天気は晴れの予報だけど未だ暗く曇っている。上松駅から見る中央アルプスの山々の頂きには雪が積もっているように見えた。中央アルプスの最高峰は空木岳らしい、空木で思い出すのは三重県の空木という蕎麦屋、ますます腹が減ってきた。木曽福島駅に着いて駅そばを探すけど見当たらない。駅前の「かわい」という食事処ですんきという酸っぱい漬け物の入った「すんき蕎麦」暖かい蕎麦、600円と木曽福島の地酒「七笑」450円を注文した、腹も減っていたのでとても美味かった。支払いの時、食事処の女将さんが田中要次という役者を知っているかと聞いてきた、どうも話しの内容からすると女将さんの同級生らしかった。木曽福島の街を歩く、特に印象に残ったのは「山村代官屋敷」という所で「狐の即身仏」?ミイラ?に会った事。アイヌの住居に狐や熊の頭蓋骨を祀る其れと関係ある?それと小さな社だけど「晴明神社」があった事。時間があったので「二本木の湯」という温泉にタクシーで行った、往復で5,000円以上かかってしまった、トホホ。この温泉は事前に知っていた訳ではなく、駅か何処かで見つけた温泉。炭酸泉の冷泉を温めているらしいがとても気持ちの良い温泉だった。炭酸の強さは山口県の柚木慈生温泉よりも強い気がした。柚木慈生温泉では冷やした温泉水を飲ませてもらったけどしゅわしゅわの炭酸水だった。ウィスキーのハイボールが出来る?この二本木の湯にはその後何回がバイクで行った。木曽福島駅に戻る途中「くるま屋本店」でざる蕎麦と日本酒とつまみにすんきを頼んだ。どうもくるま屋本店とは相性が悪いのか、くるま屋本店は有名店で著名人も褒めている、しかし私には蕎麦が柔らか過ぎ、伊勢うどんの蕎麦版にしか思えない。好みだから仕方ないか。木曽福島のお土産に「日野百草丸」を買って家路についた。もしかしたら、田中要次の同級生はお百草丸を買った土産屋さんの女性だったかもしれない。思ったよりも見る所の多い町「木曽福島」だった。

 

食事 木曽福島 かわい  営業中

温泉 二本木の湯 炭酸泉 営業中

蕎麦屋 くるま屋本店   営業中