旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

乳頭温泉郷を愉しみ、天童で東北の風習を知る

松橋旅館の主人と記念写真を撮った後、行ってみたかった乳頭温泉郷を目指して出発した。まずは田沢湖田沢湖も今回初めて訪ねた。田沢湖は、透明度が高く、深い蒼色の水を満々とたたえていた。田沢湖の北側を通って念願の「乳頭温泉郷」に入った。まずは、「鶴の湯」に入る、入湯料は510円也。茅葺き屋根の建物と青みがかった乳白色のお湯が印象的だった、湯温は適温、雰囲気は最高。しかし、この日は夏休み且つ日曜日、人が多すぎた。風呂に浸かっていると外人のおばさんが思い切り風呂の入り口の扉を開けて覗いて行った、見られて困るものは無いとはいえ、興醒めだった。次の「黒湯」も茅葺き屋根の建物で湯治場感が漂っていた、ここでは覗かれる事はなかったけど、鶴の湯同様人が多すぎた。テレビでよく見るような冬、雪に囲まれた乳頭温泉郷に憧れるけれど青春18切符の旅で来れるような所ではない。次は、比較的人の少ない時期に、後生掛温泉玉川温泉・蒸ノ湯温泉辺りを訪ねてみたい。乳頭温泉郷を後に、本日宿のある山形市を目指した。角館・大曲・新庄・天童を通って山形市に着いた。途中秋田県の「湯沢温泉」に入った、残念だったのが湯の塩素臭が気になった事。温泉に時間を割きすぎて観光する時間が余りなかったが、天童市にある、若松寺に行った。何故そのお寺に行ったのかは忘れてしまった、きっと道路標識にそれらしいことが書いてあったのか、山形や他の東北地方にはムカサリ絵という風習がある、この世で早く亡くなった方にあの世で結婚して幸せに過ごしてもらう為になくなった方とあの世での結婚相手を描いた絵である。若松寺にはそのムカサリ絵が沢山、とても沢山飾ってある部屋があった、絵を描く訳を知ると怖くはないのだが、やはり一種独特な雰囲気を醸し出していた。その雰囲気とは真逆な明るく楽しい恋愛占いを若松寺の和尚が若い女性達に楽しそうに行っているのを見て笑った、何か救われた気がした。因みにムカサリ絵という風習はこの日、若松寺を訪れて初めて知った。山形のホテルに行く前に再び山形市内にある「八百坊の湯」に行った。山形に来たなら寄らない訳にはいかない。冬に八百坊の湯に来た時の外から見えた湯気と中に入った時の湯船から溢れる湯量に感動した。本日4湯目だがゆっくり浸かり、併設されている小さな冷泉(人が1人だけ入れる程のおおきさ)を愉しむ。本日の宿は、山形市の街中にある「ホテルステイイン七日町」。ホテルにチェックインして山形の繁華街に繰り出す、今日は晩御飯の予約はしていない。山形に来たなら、米沢牛と思い焼肉屋を探す。ホテルの近くに「焼肉 一 はじめ」を見つけた。牛タンの中心部分のステーキ、カルビに上ミノ最高に美味かった。しかし、米沢牛であったかどうかは不明。「焼肉 一」ではご飯を食べなかったので、ラーメンでも食べようという事になり七日町辺りを歩き回った、すぐにあるだろうと思ったラーメン屋が無い。結局七日町界隈をぐるっと歩いて宿泊するホテルの近くに「らー麺 山之助」という店を見つけ味噌ラーメンを食べた。あっさり系の味噌ラーメン。この日は軽い湯当たりのため早々と寝てしまった。

 

温泉 乳頭温泉郷 鶴の湯 510円

   乳頭温泉郷 黒湯  510円

          湯沢温泉 秋田県

   八百坊の湯 山形市 500円

焼肉 山形市 焼肉 一  営業中

ラーメン らー麺 山之助 営業中

宿 ホテルステイイン七日町 営業中