旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

信州上田 刀屋で蕎麦を食べる

この年は東日本大地震のため東北方面には行く事が出来なかった。今回は板橋宿から中山道を通って上田・松本へ行き、初めての試みで白黒のフィルムで写真を撮ってみる。二日酔いで朝5時に出発、心配していた雨も無く、板橋宿から中山道を行く。前回のツーリングでおまわりさんにお世話になっため下道を制限速度で走った。朝ごはんを食べていなかったので熊谷の吉野家で牛丼を食した。吉野家も地方・店舗によって味がかなり違うと思う、熊谷の吉野家は肉もしっかりしていて東京は板橋で食べる味より甘みのある味で腹ペコにはたまりません。下道だと熊谷まで1時間30分ほどかかった、高速道路のありがたみを感じる。天気が良くなってきた、高崎まで中山道をひた走る、しかし、あかん、中山道を見失った。軽井沢方面に行かなければならないところを、国道17号中山道だとばかり思って走っていた。中山道に戻るには20キロほど戻らなければならない、それも面倒なので草津温泉方面から上田・松本向かうルートに変更。まずは今回の目的の一つ上田の「刀屋」という蕎麦屋で蕎麦を食べるというのが有る。刀屋を探す。気持ちの良い曲がりくねった道が続く。だだ広いキャベツ畑の中に有る温泉「ツツジの湯」を見つけたので蕎麦の前に温泉をいただきました。入湯料600円で広い浴槽、露天風呂もあり当然源泉掛け流しで豊富な湯量、快適な温泉だった。この時点で5時間下道を走っていた、高速道路なら山形市に着いている。気分もさっぱりして腹も空いた、刀屋の蕎麦を食べたい。刀屋へ行く途中ネズミ取り発見、かなり遠くからおまわりさんの姿が見えたのでセーフ。上田の街に入ったが刀屋の地図を忘れたので場所が分からない、昔刀屋の前を通った事は有るので記憶を呼び起こす。確か上田駅前の近くだったような、あった、刀屋の看板が。人も並んでおらず、駐車場にバイクを止める。待つ事無く席に座って念願の盛り蕎麦の並を注文した。池波正太郎も良く通った店という事で期待が膨らむ。並盛りがやって来たが、山盛りである、上手に蕎麦を手繰らないと何本か蕎麦が落ちる。並盛りで蕎麦が600gあるそうだ。蕎麦のカキ氷状態。量は多いけど味は?麺にはしっかり腰もあり、蕎麦の甘みをしっかり感じて美味い、蕎麦ツユもケチることなくたっぷりとあり、江戸っ子でないわたしは蕎麦つゆに麺を充分潜らせ大満足。値段は驚きの、600円、果たしてこれでもうけが有るのかと心配してしまう。私が並みの盛り蕎麦を食べていると新しく入って来た客が盛り蕎麦の大盛りを頼んだ、店員曰く、1キロありますが大丈夫?かと。体の細めのその客は澄ました顔で答えた。大丈夫。その1キロの盛り蕎麦を見ることなく刀屋を後にしたが、1キロの盛り蕎麦見てから店を出るべきだったと悔やんだ。上田から下道で松本に向かうが、長野県はやたらと有料道路が多い気がする、松本に入る有料道路に乗ってしまい500円払う、ぜったい抜け道は有るだろうに。15時くらいにホテルに入り松本散策。松本城に行き白黒のフィルム写真で城を撮影した、カラーフィルムよりなんだか写真の腕が上がったような気がした、絶対腕は上がってる訳は無いのに。夕食をと思ったが刀屋の蕎麦が未だ胃袋の中にあるのが解る。しかしビール・地酒は飲みたい、松本駅近くの「太助」という料理屋で野菜とお酒だけいただいた。刀屋の蕎麦の量おそるべし!かなり酔って10時に寝る。

 

温泉 ツツジの湯 料金据え置きの600円で施

   設がめちゃくちゃ充実していた

蕎麦   刀屋    営業中

料理屋  太助    営業中

参考図書 池波正太郎 むかしの味