旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

秋田でナマハゲと遭遇 2014年冬

会津若松駅発の6時36分郡山行きに乗った。本日の目的地の秋田市山形駅経由で行ける電車がないかと探すけど便数が非常に少ない。会津若松駅に向かう道は凍てついて歩きにくいし転けそうで怖い、靴に滑り止めなど付いていない。郡山駅に向かう途中の中山駅辺りで1匹のカモシカを見つけた、冬毛に包まれてフワフワしてとても暖かそうに見えた。会津若松で降っていた雪は郡山駅に着く頃にはすっかり止んで青空さえ見えていた。郡山駅で朝飯のかけそば300円を食べた。仙台駅・一ノ関駅盛岡駅を経由して秋田駅に向かう、郡山駅から仙台駅に向かう途中の風景はつまらない、人も多い。小牛田駅で乗り換えの為時間が出来たので、缶ビールとつまみと何故か蕨餅を買った。小牛田駅田尻駅の間辺りの田んぼでは落穂を食べているのが沢山の「雁」を見る事が出来た。石越駅を過ぎる辺りから天気が怪しくなって来た。鉄道沿線の枯れ草の原っぱで鳶ではない猛禽類を何度か見つけた、チョウヒ?ハイタカ?多分ノスリだったと思う。昼御飯は乗り換えで時間があったので一ノ関駅を出て蕎麦屋を探す。駅の近くに、「はな」という蕎麦屋を見つけた、盛り蕎麦830円、日本酒冷や450円をいただいた。蕎麦は香りも良く美味かった、蕎麦の後の蕎麦湯も濃い目でこれもとても美味かった。次の乗り換え駅の北上駅で途中下車して駅近くを散策、土産に木綿のハンカチ風の布と観音様を絵付けしたぐい呑みを買った。このぐい呑みは今でも使っている、娘のお気に入りでもある。東北の陶磁器を見たのはこの時だけだった、今回の旅の目的にしていたのに、乞うご期待。北上駅を出る16時23分頃から暗くなって雪も激しくなって来た、この後19時05分秋田駅に着いたけど、猛吹雪。ホテルにチェックインして東京でお世話になった人と会食のため秋田の街中に出て行った、会食の相手は本当に来るのか心配になるほどの雪、店で待つ事しばらく、無事に相手は部下1人連れてやって来た、部下の方は初対面。3人で秋田料理と日本酒を楽しんだ。東京での思い出話や秋田での愚痴など話しをしていると3人の?ナマハゲが乱入して来た、生ナマハゲは初めて、秋田らしくてよろしいなどと思っていたら、私たちの席にナマハゲさんのうち1人がやって来たので、思わず、ご苦労様です、大変ですね、って言ったら、ナマハゲさんが、雪も凄いし、本当に大変なんですよと秋田弁で言った、この時ナマハゲさんは普通のおじさんに戻っていた。我に返ったナマハゲさんは、わりごいねがーと叫びながら席から離れて行った。大雪の秋田の師走、ナマハゲさんも大変やなぁと思いながら、大雪の師走の秋田に1人でやって来れた事に感謝しつつ酒盛りは続いた。結局この店は奢って貰った、経費で落とすのかなぁとなどと思いつ。多分歩いてホテルまで帰ったと思うけど、定かではない。寒いけど東北は雪が良いなぁと思いながら眠った、今年も大雪の東北だった。

 

蕎麦屋 一ノ関 はな  営業中