旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

2年振り、北海道を目指して 青春18切符

2020年は、コロナで旅などとんでもない状況だった、少しコロナが落ち着いたので久しぶりに旅に出た。2021年12月17日金曜日、朝6時に家を出た。小雨が降っていてそれ程寒くない朝。電車に乗ると、大雪警報が出たらしく通学中の高校生たちが携帯のメールを見ていてバタバタしていた。警報が出て学校が休みになったようで、高校生達が嬉しそうに途中下車していった。私はエブリデイサンデイなのだ。日本海沿いに北海道を目指す、雪は大丈夫か?少々心配になる。小浜線沿いに八朔だろうか?柑橘の大きな実がたわわに実っていた、冬の旅では余り記憶にない光景だった。日当たりの良い線路沿いには水仙がもう花をつけていた、これはいつもの冬の旅の光景。敦賀駅では、予定より1本早い福井駅行き10時42分発の電車に乗る事が出来た。敦賀駅から福井駅へ行く車窓からの風景に全く見覚えが無い?以前に通っているはずと後日調べたら鉄道では一度も通っていない事が分かった。今庄駅を過ぎたあたりから雨脚が強くなって来た。今庄駅の近くに美味しい越前そばを食べさせてくれる「ふる里」という蕎麦屋がある。宇野重吉の写真が飾ってあった小さな店。福井駅で駅そば330円を食べた。麺は柔らかく、味は甘めでそれなりの味、店は今庄蕎麦と謳っていた、それはどうかなぁ?って感じ。今庄の蕎麦屋さんが文句を言いそう。加賀温泉駅では巨大な観音像を見た。小松駅を過ぎたあたりから空が急に暗くなり酷い雷雨になってしまった。何時も思う事だけど、冬の北陸旅・日本海沿いの旅はどこか切ない雰囲気がある、楽しい中にほんの少し切なさが漂う、それが良いのか。泊駅で霰のでっかい奴、雹が降ってきた。雹が電車に当たる音が聞こえてくる。今日泊まるのは直江津。今住んでいる所には外食出来るような店が無い、酒を飲むなら片道電車で行き、帰りは電車が有れば電車を使い、駅から街灯も無い道を20分歩くか、店からタクシー6,000円也、かホテルに泊まる。タクシー代とホテル代はほぼ同じ。という事で焼き鳥もしばらく食べてないなぁって思っていた。今日は焼き鳥屋を探して直江津の地酒を飲む事に決めた。直江津に着いて、駅のすぐ前のホテルにチェックインして荷物を置いたら直ぐに焼き鳥屋を探しに外に出た。チェックインの時、ホテルでは朝食の代わりに駅弁を用意してくれるという、本来ならホテルを出る時間が早いので弁当は貰えないのだが、早く弁当を用意してくれるという有難いお言葉、有り難く「鮭弁当」をお願いした。雨風が強い。ホテルの傘を借りた。ホテルを出て三歩目ぐらいに強い風を受け、新品のビニール傘は破壊されてしまった。壊れた傘を変な風にさして焼き鳥屋を探した。幸いな事に、ホテルから駅へ向かう途中に少し煤けた様な小さな焼き鳥屋を見つけた。「鳥幸」という店、美味そうな雰囲気が漂う、店に入ると席はカウンターだけで、客は常連しか居ない感じ、最初は胡散臭そうに見られたが。まずは生ビールを頼むけど、生ビールは無いとの事で、サッポロの瓶ビールを頂いた。皮の塩焼き3本、肝の塩焼き2本、ネギ間塩焼き2本を頼んで食べる間に、日本酒 かたふね本醸造・八恵久比岐・白水という米焼酎を飲んだ、焼き鳥は塩焼き、日本酒はやっぱり新潟だなぁと思いながら。最後に皮の塩焼き2本追加。久しぶりの焼き鳥と直江津の地酒を堪能した。はずだったけどホテルに帰るまでに餃子屋を見つけ、焼き餃子と生ビールを頂いた。翌日は生ビールの分だけ二日酔いになった。

 

駅そば 福井駅 今庄そば 営業中

焼き鳥 直江津 鳥幸   営業中

ホテル 直江津駅前 ハイマートホテル

餃子  たぶん、ヒロ坊  営業中