旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

下北半島一周して盛岡へ

むつグランドホテルの朝食、イカ刺し・ホタテの刺身が有り、ご飯を2杯食べてしまった。出発の準備をしてホテルのロビーに降りると喫茶店 ・古井戸のマスターに会った、見送り?と思いきや、毎朝むつグランドホテルの温泉に来ているとの事、羨ましい限りです。出発時には小雨がパラパラ、寒立馬で有名な尻屋崎に向かった。尻屋崎に向かう道は真っ直ぐな道が多い、薄日が差すとおもわずヘラヘラしてしまう。尻屋崎には寒立馬は居なくて馬糞ばかりが残っていた。尻屋崎を後に下北半島一周に出発。尻屋崎から大畑・大間・佐井・仏ヶ浦・脇野沢・川内・大湊、田名部で、下北半島一周。途中下風呂温泉で「大湯」に入った。下風呂温泉は中学生の時釣りに来た事はあったが温泉には入っていない、思春期真っ盛りで風呂には入れなかった。入浴料は部外者なので300円。風呂桶は魚を生かしておく生簀のようなFRP。あと板張りの洗い場だった、青森名産のヒバの板だったのか?とにかく熱い温泉、風呂桶は2つある、熱い湯と温い湯しかし、両方熱い!地元の人に訊いたら温い湯は水で冷ましても良いらしい、熱い湯は入れはするが3秒もたず、源泉の温度は66度との事。この辺りの漁師は寒さで骨の髄まで冷えるのでこれくらい熱い風呂じゃないと暖まらないんだろう。下風呂温泉で茹で上がって大間に到着、大間ではカモメに南部せんべいをあげた。この頃は風景を楽しむより走る方が楽しかった。今、水上勉飢餓海峡を再読しているが、下北半島、特に大湊が舞台になっており、本を読みながらこのツーリングも懐かしく思っている。昔住んでいた大湊町宇田の自衛隊官舎を見に行ったが、マッチ箱のような官舎は姿を消し3階建てくらいの今風のアパートに変わっていた、そこから見える風景は中学生の頃とあまり変わらない。冬、マッチ箱の官舎の屋根まで雪が有るので屋根の上からソリで滑り降りる事も出来た。この日大湊はお祭りらしく大きな山車を見た。大湊から下北半島の東を通って盛岡を目指した。東通村の「田や」という蕎麦屋で昼食、おろし蕎麦830円を食べた、美味かった、新蕎麦の頃来てみたいが下北半島は遠い。東通村の蕎麦畑には蕎麦の花が満開だった。海岸沿いの真っ直ぐな道を進んで八戸で一休み、八戸が立派な街になっていた事に驚く。昔住んでいた三重県の県庁所在地の津市よりも繁栄しているように見えた。16時30分には「盛岡ニューシティホテル」に到着、シャワーを浴びて街に繰り出す。このツーリングの目的の一つに「南部鉄瓶を買う」というのが有り盛岡の街中を南部鉄瓶求めてうろついた。デパートなんかにはあるのだろうけど、南部鉄瓶を作っている所で買いたかった。歩き疲れてビールを求めて「ナンブハンナガヤサカバ」という居酒屋に落ち着いた。味はぼちぼち、何を食べたか覚えていない。ホテルに帰る途中、小腹がすいていたので盛岡駅の駅蕎麦屋で、かけ蕎麦280円を食べた、味が薄くて今ひとつ。コンビニでお茶を買ってホテルに帰った。盛岡市内の南部鉄瓶製作所の情報を集めておくべきだった、残念。この当時アイホンなどまだ無かった。

 

蕎麦 田や 東通村村 営業中

居酒屋 南部藩長屋酒場 盛岡 営業中

温泉 下風呂温泉 大湯 残念閉館

駅蕎麦 盛岡駅 何軒か営業中

ホテル 盛岡ニューシティホテル 営業中

小説  飢餓海峡 水上勉