旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

青森県むつ市で36年振りに同級生に会う

遠足前日、ワクワクして眠れない小学生のように午前3時に目が覚めた、5時までゴロゴロして出発の準備、6時に家を出た。7時40分に東北道那須サービスエリアで朝ラーメン、550円を食したがイマイチ。10時に長者原サービスエリアでオヤツがわりに一枚140円の笹蒲鉾を食べる、味はそれなり。最初の予定では東北道で青森まで行く予定だったが、サービスエリアでガソリンを入れそびれ、ガス欠を避ける為に秋田県の小坂インターで一旦高速道路を降りてガソリンを入れて下道を十和田湖に向かった、十和田湖に向かう道は「樹海ライン」って言うらしい。十和田湖に着いてドライブインにいた地元のライダー達に話を聞くと、この日の天気はここ最近では最高って事で、ついている。十和田湖の周遊道路は、幹の太い木がおい繁り、道幅も狭いのでキョロキョロしてると危ない事甚だしい、でも走っていて楽しい道だ。黒石から高速道路に乗り青森東インターまで行った。その後は国道4号で野辺地を経由してむつ市の田名部に向かう。田名部は会津藩から移住して来た人たちで作られた斗南藩になる。青森県は遡ると、津軽藩南部藩斗南藩と入り乱れて尚且つお互いに今でも反発しているという事で興味深い。詳しくは、司馬遼太郎の街道を行くシリーズの「北のまほろば」に書いてある。15時30分に「むつグランドホテル」に到着。まずはホテルに併設されている「斗南温泉」で汗を流す、泉質はナトリウムヌルヌル系の美人の湯、一休みして中学生時代の友人のやっている「古井戸」という喫茶店に行った。自分の事を覚えていてくれるか心配だったけど余り成長していないのか顔を見て思い出してくれた、感激した。この友人とは中学1年の時自転車で大雨の中恐山近くのキャンプ場で一泊した仲だった。店の古井戸の名前の由来は古井戸というフォークデュオの大ファンだったからだという、店内にはギターが何本か掛けてあった相変わらずやなぁ。因みに私も古井戸の2枚組みのLPを持っている。まずは生ビールで、再会を祝し、店主手作りのピザでビールをもう一杯。その後もう2回ツーリングで古井戸を訪ねた。その後古井戸は閉店して、自衛隊大湊総監部の施設の中で仕事をしているようだ。昔話しに花が咲く。奥さんと離婚してフィリピンの女性と再婚して体重がめちゃくちゃ増えた同級生、子供が出来ず離婚して、再婚した同級生の女子、自衛隊大湊総監部のトップになれそうな同級生、電通に高卒で入社して東京で芸能プロダクションをやっている同級生、色んな人生があって、皆頑張っているようだ。古井戸のマスターと話して驚いたのが、下北の結婚率の少ない事、結婚して子供のいる同級生は少ないという事だった。結婚して子供が2人いて、未だに結婚し続けていると言ったら褒められた。昔好きだった人はどうしているのか?古井戸を後にして歩いてホテルに帰って、むつ市の地酒「関乃井 斗南」を飲んで眠った、しかし夜中2時30分に目が覚めた、ホテルの窓から遠く津軽海峡に沢山の漁り火が見えた。本日864キロ走行。

 

ホテル むつグランドホテル 営業中

温泉  斗南温泉 美人の湯 営業中

茶店  古井戸   閉店