旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

北海道で農作業の後、温泉でホタルを見る

珍しく夜中に喉も渇かず、トイレに行く事も無く朝7時過ぎ迄眠れた、気心の知れた友人の家でもやっぱり気は使う。この日の友人宅の朝ご飯はホッケの干物、タラコ、友人の作った野菜などなど。友人には朝ご飯の時に日本茶を飲む習慣が無いという事だった、ちょっと残念。朝ドラの「ひょっこ」を見て、本日の目的である畑仕事をやるべく友人の実家のある沼田町に向かった、旭川からは50k程。今でこそ家の裏の狭い畑で野菜栽培もしているし、2022年から米も作るようになったけどこの時は農作業は未経験。友人の農地を見てビックリ、広い。本日農作業を行う畑は友人の実家の裏にある、ここだけでも結構広い。トマト・白菜・スナップエンドウ・茄子・ジャガイモ数種類・カボチャ・スイカ・メロン・唐辛子・ニンニク・とうもろこし・ネギ・仏花を育てている。ジャガイモは毎年送ってもらい美味しくいただいている、北海道のジャガイモは何故か本州のジャガイモより旨いと思う。手伝った作業は、ジャガイモ・ネギの土盛り、カボチャの絡まった茎の整理、狐に食べられないように作物に囲いをする、収穫の手伝い、白菜の苗の植え付け。友人がどこからか大きなトラクターを出して来て畑の一部分をならした、そこに種から育てた白菜の苗を植えた。この日も北海道らしくない暑さ、大きな冷蔵庫で凍りかけた水を飲む。歯と頭が冷たさで痛むけどとても美味かった。昼ご飯は近くの蕎麦屋「なかやま」へ。とろろ蕎麦800円をいただく、太麺が旨い。なかやまでは入店時にお茶代わりに蕎麦汁に蕎麦湯を入れた物をくれる、お冷はセルフサービス。昼飯後も農作業は続いた、15時に農作業終了、ついでに友人のBMWの大きなタイヤ4本の交換も手伝った、汗だくで。この日は温泉宿に宿泊予定、「ほろしん温泉 ほたる館」に向かう。慣れない農作業と北海道らしくない暑さのせいで汗まみれ、早く温泉に入りたい。ほろしん温泉は思っていたより遥かに近代的で立派な温泉だった。この日はホタル祭りが有るらしく、宿と温泉施設の間の空き地で出店の準備をしていた。チェックインを済ませて温泉へ。後で知ったのだが、ここの温泉は鉱泉を沸かしているという事だった。内湯と露天風呂があり、内湯の施設の中に沸かしていない鉱泉を入れた浴槽がある、水道水より冷たく、とても気持ちが良かった。小1時間温泉で汗を流して湯に浸かる、極楽じゃ〜。風呂から上がればビールだ。昨日あんなにビールを呑んだのに。部屋でビールを飲むか、祭り会場でビールを飲むかそれが問題だ。やっぱり外ビールがいい。生ビール500円、おでん3品500円ぐらい、焼き鳥1本120円で涼んだ。時間と共に人も増えてきて祭り気分も盛り上がり生ビールも美味かった。夕食は特に変わったものは無かった、すき焼き風の鍋の味付けが甘過ぎた。食後に一度外に出てホタルを見に行くが、未だホタルはいなかった。カメラを持った人に聞いてみると20時30分頃がホタルの出勤時間らしい。時間があるので部屋に戻って、今朝方旭川のイオンで仕入れて来た日本酒・ワイン・ウィスキー・つまみで盛り上がる。20時30分前に部屋を出て、宿周辺のホタル出没地点に向かう、もう人が沢山いる。宿と対角線上にある一番奥がホタル出没地のポイントらしいのでまずそこに行った。結構ホタルが飛んでいた。山から湧いてくるって感じではなく、ずっとそこで待機していて暗くなったので光り出し、飛び始めたような気がする。本州のホタルは夕暮れになると水辺近くの森から湧いて来る様に現れる。ここのホタルは養殖されたホタルという事で少々バカにしていたのだが中々感動的な美しさだった。充分にホタル鑑賞をした後、再びの温泉に。流石に人も多い。露天風呂に入ると友人がエゾミヤマクワガタの雄を見つけた、近くに雌が2匹いたのでついつい捕まえてしまった。近くにいた子連れの父親にクワガタムシが要るかどうか聞いてみたら、欲しいとのこと、喜んで進呈したけど風呂場での事、どうやって運んだのだろう?眠る前にクワガタムシを探しに宿の外に出た。街灯の下にクワガタハンターが2人いた。雌のクワガタムシ1匹を捕まえて部屋の干してあるタオルにとまらせておいた。朝友人に聞いたのだが、夜中中クワガタムシがブンブン飛び回っていたらしい。自分といえば全く気付かずに寝ていた。朝クワガタムシを探したけどエゾミヤマクワガタの雌は姿を消していた。

 

蕎麦屋 沼田町 なかやま 営業中

温泉  ほろしん温泉ホタル館 営業中