旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

高松で張子の虎を買う 2016年年末青春18切符の旅

2016年の青春18切符の旅、この年は四国を周った。12月22日、名古屋駅6時32分発の電車に乗った。名古屋を出て暫くすると車内に大きな声が聞こえてきた、1人で話している、話続けている。毎日の事なのかあまり気にしている人も居ない。初めて体験する私にはかなりうるさい、感情を込めて話し続けている。長島駅を過ぎて声がしなくなった。比較的混んでいたので声の主は分からなかった。亀山駅で乗り込んで来た女子高生が大変身した、それも短時間で。その辺の社会人女子よりも化粧が上手でかつ濃い、別人になった。やるなー。車窓を眺めていると、桑名から鈴鹿沿線の家にはやたら立派な瓦が使われている印象を受けた。柘植駅辺りから陽らが差して来た。加茂駅から先の環状線の車両は新しくなり、座席の座り心地も良くなった。通勤通学の時間が過ぎて人も少なくなり落ち着いてきた。「平城山」という駅があったけど「ならやま」と読むらしい、絶対読めない。昼間姫路駅から岡山駅まで直接行く事は出来ないのか?相生駅での乗り換えが要る。姫路駅では電車の時間を間違えて、急いで天ぷらうどんを食べた、もっとゆっくり食べれば良かった。姫路駅の蕎麦・うどんはカップ麺にもなっている。相生駅に着いたけど何も無い、駅の記念スタンプも無い、トイレは和式の水洗でウォシュレットなどあるわけ無い。駅のまわりにも何も無い。残念。岡山から瀬戸大橋線へ出発する時の音楽は小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」、ついつい歌ってしまった。この頃青空も見えてきた。児島駅を過ぎると瀬戸大橋線に入る、岡山駅高松駅の近さに驚いた。15時18分に四国に上陸した。高松は雨、傘を出すのが面倒でフードを被って歩く。高松はアーケード街が発達しているので駅近くは雨の日でも困らない。案内所で今日泊まるホテルの場所とうどん屋を尋ねた。教えてもらったうどん屋の中で「さか枝」という店に行った、雨なのでアーケード内にある店を選んだ。かけうどんの中260円とちく天100円を食べた、安い。この日の気温が高かったせいもあるが、うどんの味は今一つ、本場のうどんに期待が大き過ぎたか?うどんが柔らかかった。汗だくで食べた。ホテルに入った後晩御飯を求めてアーケード街をうろうろ。アーケード街の一角に高松の物産を売っている店を見つけた。入ってみると、あるではないか、欲しかった張子の虎が。私は寅年。虎グッズを集めている。大中小と有るが、大は値段が高く、小は顔が変という事で中を買った、旅の初日に嵩張る物を買ったけど仕方ない。アーケード内の店は限られている、一軒の寂れた寿司屋に入った、客が居ない、失敗?まずは生ビール、付き出し、イカ・ふぐの刺身を頼み、日本酒に替えるが、2級酒しかないとの事、それを熱燗でもらう。刺身は美味かった。寿司屋の大将も大学生の頃板橋区の常盤台に住んでいたとの事で盛り上がる。盛り上がったので大将の酒量が増えた。大将が寿司を握れるかどうか怪しくなったので締めは、ホテル近くの「しんぺいうどん」でザルうどん400円と地酒の冷酒をいただく。しんぺいうどんは麺には腰は有るがつゆが関東の蕎麦つゆのように濃い、味・色共に濃い。四国の辛口の色の薄い醤油を使ったつゆで食べたかった。この日は風呂に入って寝た。風呂のお湯は松山から温泉を運んでいるらしいけど塩素臭い。まぁ仕方ない。

 

うどん屋 高松 さか枝 営業中

     高松 しんぺいうどん 営業中

富山 五箇山・石川 禄剛崎・長野 崖の湯ツーリング

2016年8月4日〜8月7日まで3泊4日のツーリングに出た。東京からやって来るE氏とはまたまた長野自動車道の緑湖パーキングエリアで待ち合わせ。緑湖パーキングから松本まで行って国道158号経由で平湯温泉福地温泉を経て白川郷平瀬温泉白川荘に向かった。白川荘は白川郷で唯一の合掌造りの温泉民宿のようだ。白川荘に行く前に、近くにある「大白川温泉 しらみずの湯」入湯料600円に入る、どうもこのしらみずの湯と同じ温泉が白川荘にひかれているらしい。しらみずの湯は熱めのスッキリした透明感のあるサラサラした気持ちの良い泉質だった。白川荘に行ってみると合掌造りの古い宿、かなり年季が入っている。8月4日の夏真っ盛りだけど、クーラーは無い、しかし扇風機を回すと寒いくらいだ。白川荘の晩御飯、温泉ともに良かった。しかしながら、真冬に雪の多いこの地域で、かなり隙間の多い白川荘はどの様にして暖を取っているのか、心配するし、興味がある。冬に冒険で来ても良いかも?翌日は下道を使って能登半島先端の禄剛崎を目指す。せっかく白川郷に来たのだから白川郷の合掌造り集落を見に行く、今から思うイメージだけどやたらお金を徴収される所、なんか面倒臭かった。なので、白川郷はスルーして五箇山の合掌造り集落に行った。途中、路端の酒屋で富山の地酒のワンカップを3種類ほど買った。五箇山の合掌造り集落は白川郷ほど観光地化していなくてとても良かった。偶々合掌造りの家の藁葺き屋根の葺き替えをしていたので、作業をしている人に藁葺き屋根の葺き替えはいくらぐらいお金がかかるのか尋ねたら、本当なら2,000万くらいかかるけど、国から補助が出るので、手出しは200万ほどとの返事。でも大金。又合掌造りの家の便所の下の 土を集めて火薬を作っていたという話も聞いた。人に白川郷五箇山どっちに行けば良いか聞かれたら迷わず、五箇山と答える。五箇山には相倉合掌造り集落と菅沼合掌造り集落の2つの集落がある。五箇山を後に能登半島を目指す。能登半島に来るといつも思うのだけれど、結構遠い、というかかなり遠い。自動車道も使うけど遠い、特に今回は下道を使ったので尚更。この年の夏も暑かった、飲んだ水分がすぐに汗に変わる。昼食は宝達志水町で食べた、何を食べたかメモにない。魚の定食だったかなぁ?道の駅 千枚田ポケットパークでひと休み、ポケットパークから見る、白米千枚田は海岸からせりあがった斜面に小さな田んぼが、幾つも並んでいた、本当に千枚、田んぼがあるみたい。松本清張の小説に能登金剛を舞台にした話があった事を思い出したけどもう遅い。まだ明るいうち、本日の宿「狼煙館」に到着、気持ち悪い汗を早く流したい、宿帳を書いてすぐに温泉に入る、この宿の温泉は禄剛崎温泉の元湯だった。良い温泉だったので身体の芯から温まり汗が引かない、おまけに宿のクーラーの調子が悪い、またまた汗だく。夕食はガシラの塩焼き、釣りもしているので、ガシラも釣って食べるのだけれど、主に唐揚げで食べる。塩焼きは初めてで、思ったより美味かった。後は、刺身、魚種は不明。海藻のしゃぶしゃぶ、海藻の種類は不明、地の雲丹、岩牡蠣と大満足。夜空を見上げると満天の星、宿の前の海にはまだ小さなサヨリが湧いていた。次の日の朝、日の出時分に禄剛崎灯台に行った。その日は天気も良く日本海を一望しつつ朝日を拝んだ。しかしながら、日本海側にある禄剛崎灯台は朝日よりもやはり夕日の方が綺麗なのだろうか?ネットによると、朝日も夕日も両方見れる場所らしい。夕日も見てみたい。翌日は珠洲を通った、昔珠洲焼きを買いに来た事を思い出した。本日の宿は塩尻能登半島から松本・塩尻はかなり時間がかかるのでこの日は高速道路を使うことにした。それでも、能登半島を脱したのは昼の12時を過ぎていた。昼食は氷見の道の駅でブラックラーメンを食べる。この時はブラックラーメンってこんなもんかと思ったけど、後に富山の「西山大喜」というブラックラーメン屋?で富山ブラックラーメンを食べた時はビックリした、シナチクは多分塩抜きしていない?しょっぱ過ぎ、一緒に行った友人はこのシナチクはあり得んと怒っていた。でも次に富山ブラックラーメンを食べるなら又西山大喜に行きたいと思う、スープは全部は飲めないし、飲まない方がいいと思うけど。氷見から更に高速で糸魚川に、糸魚川にある国道沿いのヒスイ屋さんでついついヒスイの原石を買ってしまった、手に馴染む形はしているが、7,000円。高いなぁと思ったが、その石は今でも机の上にある。ペーパーウェイトとして時々使っている。糸魚川から松本を経て塩尻に向かう。安曇野で渋滞に遭う、暑い。崖の湯「薬師平茜宿」という本日の宿に着いて宿帳を書いてすぐに温泉に入る。今日の宿は、日本秘湯を守る会に属していた、なかなか日本秘湯を守る会の宿に泊まる機会は無い、柔らかな優しい湯で湯温も熱すぎず、ぬるくなく丁度良い。温泉に浸かりながら頭の中は、よく冷えた白ワインで一杯に。晩御飯は、牛肉のステーキ、鮎の塩焼き、信州サーモン・鯉の刺身、手打ち蕎麦、新生姜ご飯などなど大満足。酔っ払って宿の屋根裏を見せてもらい、寝転んでいた事など翌朝すっかり忘れていた。薬師平茜宿の屋根裏は釘を使っていない工法だったと思う。翌朝も1時間ほど温泉に浸かっていた。帰りは中津川まで下道で、後は高速道路を走って帰る、昼過ぎには家に着いた。

 

宿 白川郷平瀬温泉白川荘 営業中

  能登半島禄剛崎 狼煙館 営業中

  塩尻 崖の湯 薬師平茜宿 営業中

ラーメン 西山大喜 富山ブラックラーメン 

     営業中 参考まで

参考書 松本清張 ゼロの焦点

奈良県吉野 入之波温泉で調う

ホテルビオラを出て、尾鷲神社に参拝した、尾鷲には何年も通っていたのに尾鷲神社に詣るのは初めてかも知れない。尾鷲神社は真冬に男性が全裸で尾鷲神社の前の海に飛び込むヤーヤー祭りという行事がある。この日はうら若き女性を含め見物人は大勢いる。通常通る国道42号ではなく、尾鷲市から熊野市まで紀伊半島の海岸線を繋ぐ3桁国道311号を通った。この日は天気も良く熊野灘が穏やかにに輝いていた。熊野に入り、左手に獅子岩七里ヶ浜を見て花の窟神社で休憩を兼ねた昼飯。花の窟神社は伊弉諾尊の墓とも言われている。昔、日本酒を持った女性2人が鬼気迫る雰囲気で参拝していたのを思い出した。新宮に行く前にウミガメ公園に立ち寄りウミガメを観察。その後、那智大社に参拝、那智大社の拝殿には私のヒーロー役行者の像も祀ってある。何回も那智大社は訪れているのに、那智の滝の前にある、那智大社別宮の飛瀧神社には参拝した事が無い。調べてみると飛瀧神社の方が役行者と縁が深いのに、明らかに飛瀧神社には呼ばれていないのだと思う、やっぱり呼ばれないと行けない神社ってあるんだと思ってしまう。来た道を新宮まで戻って国道168号(十津川街道)経由169号を通って本日の宿である、「入之波温泉 山鳩湯」を目指した。瀞峡を眺めて先に進む、本日の1湯目、「おくとろ温泉やまのやど」で汗を流した。おくとろ温泉では、28°の源泉を温めている。入湯料は600円。天気が良いので露天風呂が気持ちいい、山の緑が染みる、紀伊半島の山の様相は他の地域の山とは全く違う、山が深くて濃い、高野聖の舞台のよう。下北山村上北山村を過ぎて入之波温泉(しおのはおんせん)を目指す。16時過ぎに入之波温泉に到着した、到着した頃が日帰り温泉の営業終了時間だったらしく関西ナンバーの車が沢山温泉を後にして行った。宿で宿帳を記入し、部屋に荷物を運んで、直ちに温泉に直行した。湯量豊富、珍しい炭酸泉、湯の色は黄金色とネットに書いてあるけど、明るい黄土色?湯も湯船も黄金色で湯船は石化している、鍾乳洞の湯船に入っているみたい。晩御飯は所謂山のご馳走、印象に残っているのは宿の主人がこれ何か分かる?と聞いた食材。松茸の味のする歯ごたえのあるお浸し、松茸?と答えると、椎茸の軸との返事、そりゃそうか松茸が出る訳ないか。しかしながらこの後家で食べる椎茸の軸は食べるようになった。もう一つ印象に残ったのは、食事をする部屋に護摩壇があった事、ちょくちょく護摩を炊くらしい流石吉野。ビール、地酒を飲んで寝る前に、2回風呂に入った。翌朝、もう1回入浴。書きながら思い出したけど、かなり良いお湯だった。入之波温泉の少し南にある北山峡 小処温泉には三重県に住んでいた頃何回か来た事がある、その頃は飲酒運転も大目に見て貰えた時代で、鹿刺しでビール飲んで温泉に入ってひと眠りして帰っていた事を思い出した。帰りは国道169号経由国道166号(伊勢街道)経由国道368号(和歌山街道)を通って伊勢自動車道に出て名古屋と東京に別れた。昔、国道166号にニホンオオカミ像があったのを思い出したので久しぶりに見てみようと思ったけど見つけられなかった。ニホンオオカミ像のある場所が日本で最後にニホンオオカミが捕獲された場所らしい。紀伊半島の山中では今でも雌犬を山の中で木に括り、山犬と交配させているとも聞いた。山犬がニホンオオカミだったら良いのにとも思ってしまう。

 

温泉 おくとろ温泉 営業中

   入之波温泉  営業中

紀伊長島 温泉に入る代わりに蘇民将来の由来を聞く

自宅を10時30分に出発、東京の友人Eさんと三重県の御在所サービスエリアで落ち合う、東京の友人はこの時すでに400キロほど走っている。御在所から三重県尾鷲市を目指す。昼飯は大台町三瀬谷の「一富士」で五目中華そばを食べた、相変わらず混んでいたが、相変わらず美味い、昔懐かしい和風の中華そば、スープまで完飲。一富士を後に、近くの温泉「阿曽湯の里」でひとっ風呂、この温泉は廃校になった学校を再利用している、天気も良く良い気分。国道42号を南下して紀伊長島の道の駅 マンボウで休憩、本日2湯目の有久寺温泉を目指した。有久寺温泉に着いたが温泉はこの日はやっていなかった。温泉の営業日は土日だけとの事。温泉に入る代わりに、三重県伊勢市近郊で家の玄関によく貼ってある「蘇民将来」のお札の由来について教えてもらった。蘇民というのは大陸からやって来た兵のことであるという。日本の一部の民が蘇民と和睦し、その証として玄関に蘇民将来の札を貼った、その札の裏には「あなた方の言う事を聞く」という意味の文言が書かれていた。ある日、大陸からの大勢の兵が日本のある町を襲った、伊勢地区で蘇民将来の札が多いからある町とは伊勢の町?町民は皆殺し、その中で蘇民将来の札を玄関に貼ってあった家の家族達だけが助かったという事、大陸からやって来た民はその後大和朝廷を作った、という事を教えてもらった。伊勢に住んでいた国津神は出雲に追われたのだろうか?あと、有久寺についても教えてもらった。有久寺温泉は鎌倉時代平将門の子供の平将国によって開かれた。平将門斬首の後、平一族が船で紀伊長島にやって来た。船に火を放ち沖で燃やしたという事。有久寺温泉は平将国が神のお告げで見つけたという話もある。有久寺は花山天皇開基とされている寺である、寺の横にある道は熊野古古道とも呼ばれ奈良県の吉野に通じているらしく、義経静御前と吉野で別れた後、北上せずに有久寺の奥の院に弁慶と潜んでいたという言い伝えもあるという事だった。なんだか分からないが勉強になった。私達が有久寺を離れる時、和尚が法螺貝を吹いてくれた。有久寺を後に、本日宿泊地の尾鷲市に向かった、尾鷲市はもう近い。宿の「ホテルビオラ」にチェックインして、昔よく行った「あけぼの鮨」に行く。あけぼの鮨は20年ぐらい振り、店主、その娘さんに昔よく来たことがある旨を伝えると、娘さんが覚えているとのたまわった、かなり感激した。地元の魚と鮨、昔食べたミルフィーユ鮨これは鮨飯雲丹鮨飯雲丹とミルフィーユのように重なった鮨、これは食べたかどうか定かではない。鬼海老など食べた、鬼海老は尾鷲エリアでしか食べれない海老。たしか、少年マガジン将太の寿司という漫画で鬼海老が紹介されていたと思う。支払いはこの日は考えずに食べたのだがビックリすりほど安かった、20数年ぶりに来たのでサービスだったのか、機会があればまた行きたいものだ。あけぼの鮨を出てぶらぶらしていると喫茶店があったのでそこでもゆっくりした、ホテルは尾鷲神社の近くにあった、喫茶店を出て少し冷たい海風にあたりながらホテルに帰った。

 

中華そば 大台町三瀬谷 一富士 営業中

温泉 阿曽湯の里 営業中

   有久寺温泉 たぶん土日営業中?

鮨 尾鷲市 あけぼの鮨  営業中

宿 尾鷲市 ホテルビオラ 営業中

長野県七味温泉で狸と混浴?

2015年11月長野県七味温泉に向かった。集合は11、時長野自動車道みどり湖パーキングエリア。この頃はもう、中央道岐阜県辺りは紅葉真っ盛りだった。順調に11時15分前にみどり湖パーキングエリアに到着した。同行のE氏は一旦長野に行ってそれからみどり湖パーキングエリアに来たので余分な道を走ったようだ、長野より北で待ち合わせをするべきだった、反省。みどり湖パーキングエリアでかけそばを食べてからから林檎を買う為に長野の中野に向かった。中野に着いてまずは、昼飯、再びの蕎麦「善八」という蕎麦屋で2種盛り蕎麦1,300円を食べた。2種盛りは二八蕎麦と十割蕎麦の2種、十割蕎麦の方がなめらかな舌触りだった。善八の裏に有るJA関連の店で「りんご3種詰め合わせ」を2つ買って実家に送った。E氏はJAのりんごが気に入らず、少し前休憩で寄った小布施のオアシスに再度行ってりんごを買った。小布施オアシスの紅葉はとても綺麗だった。小布施から七味温泉を目指す。しばらく走ると七味温泉方面を示す標識を見つけ、左折、しかし道に迷う、地元の方に道を尋ねた。七味温泉に行く前に、「蕨温泉」でひとっ風呂、入湯料300円で石鹸もシャンプーも置いてない、無色透明の温泉で、匂いもなかった気がする。湯量は豊富で湯温はやや高めの良い温泉だった。露天風呂から見える景色も日頃見れない、良い意味で何も無い里山的な風景。16時には七味温泉に着きたかったのでもうすこし入っていたかった蕨温泉を15時20分に出発。七味温泉は温泉街のどん詰まりにあった。旅館だと思っていたが、5階建てのホテルだった。チェックインしてすぐに館外の露天風呂に向かう、17時30分に露天風呂は閉まるらしい。薄暗い中、特大の浴衣を着て下駄を鳴らして露天風呂に向かった。後で知ったのだが、露天風呂は手作りだそうな。この露天風呂は源泉がいくつか混じっているので、化学反応が起こり、硫化鉄が出来ているらしく、風呂底についた部分が黒くなるそうな、私達のお尻は真っ黒に。すっかり晩秋の気配で、気温が随分下がってきた。小1時間露天風呂に入って本館に戻る。晩御飯、思いの外豪華な晩御飯だった、ステーキまで出てきて、囲炉裏で焼かれた芋団子、イワナ、初めて食べた焼き林檎も美味しかった。日本酒も進む、おまけにご飯まで完食、お腹はぱんぱん。部屋で少し休んでホテル内の温泉に入った、ここでも身体のそこかしこが黒く染まった。ホテルの露天風呂に浸かっていると、冬毛で、もふぁもふぁの狸が現れた暫し見つめ合った後狸は去って行った。晴れていれば星空も素晴らしいのだろうが、今夜は曇り。明日の天気は雨予報。夜中1時に目が覚めたけど、この時は未だ雨は降っていなかった。3時になった時、激しい雨音と風の音で再び目覚めた。うつらうつらして朝の5時過ぎに風呂に入った、内風呂で暖まり露天風呂に入るけど、寒いし酷い雨。露天風呂の湯温は低かったけど、それはそれで気持ち良かった。8時30分から朝ご飯、昨晩結構食べたけど、朝ごはんも2杯目をおかわりした。9時前に宿を出発、雨なので、途中でE氏と分かれた。今回は七味温泉に入るだけのツーリングになってしまった。今回ブリヂストンの公道走れる1番サーキットタイヤに近いタイヤを履いて走ったのだが、雨でも全然大丈夫、転ける気がまったくしない。タイヤの技術の進歩を感じた旅だった。しかし、タイヤのライフはやはり短く3,000キロもたずツンツルテンになってしまった。来春は紀州若しくは能登半島方面への旅をしようと考えながら13時前に家に着いた。

 

蕎麦屋 善八  営業中

温泉  蕨温泉 営業中

    七味温泉 営業中

私の混浴温泉履歴

1)三重県 榊原温泉榊原館 35年くらい前は混浴でした、一度だけ30歳台の女性が入っているのに遭遇したけど、御高齢の女性の方々が30歳台女性をぐるっと囲んでいた風景を思い出す。今はもう男女別の温泉になりました。

2)熊本県 黒川温泉穴湯 100円のメチャメチャ温い温泉、外から入浴の様子が見えたと思う、混浴だったけどここに入る女性は居ないのでは?

3)福島県大沼郡金山町 亀の湯 町営の共同風呂で混浴、知らずに入っておばあちゃんが見えたのですみませんと謝って扉を閉めたら、中から入っておいでの声、おばちゃん2人と、他何人かと風呂に入った。入湯料は気持ちで100円以上を払うシステム。

3)群馬県 川古温泉 浜屋旅館 混浴と知らずに入って中で女性に遭遇して思わず謝る。女性達から混浴ですよと教えられた。入湯料1,000円

4)長野県 白骨温泉 泡の湯旅館 男2人で入っていたら7〜8人のバスタオルをきっちり巻いた女子大生が乱入、こちらが恥ずかしくなり露天風呂に逃げた経験が有る。

5)山梨県 裂石温泉 雲峰荘 源泉28°の冷泉、よくツーリングで来たが、女性に会った事はない、今は日帰り入浴は止めたと聞いた。

6)山梨県 下部温泉 源泉館 源泉28°の混浴。春、秋の寒い頃ストーブが置いてあったような記憶がある。薄暗いので女性がいても気にならない、女性もそう思っているように見えた。入湯料1,000円、今は日帰り入浴は止めたと聞いた。

7)青森県 酸ヶ湯温泉 メチャメチャ広い温泉、入り口は男女分かれているが中に入ると混浴、私達が入っていたら遠くに女性達の姿がぼやーっと見えたと思ったら引き返して行った。失礼な!入湯料600円。

8)群馬県 法師温泉 長寿館 入湯料1,000円。日曜日に行った時、初めてワニなるものを見た、見せたがりの女性もいた、異様な雰囲気。高峰三枝子上原謙さん達も嘆いているだろう。この日は長湯せず別の日、平日に再度訪れた、人は少なく温めのお湯にゆったりと入れた。最高の温泉。

9)岩手県 瀬見温泉 3つの源泉があり混浴、ここには泊まった。露天風呂では、虻に注意。

10)岩手県 霊泉 元湯夏油 大湯は主となる温泉でメチャメチャ熱い、真湯は丁度良い温度、どちらも混浴。行った時、大湯にカップルがいたがしばらくしていなくなった、邪魔して申し訳ない。

11)群馬県 湯宿温泉 湯本館 大浴場は混浴だった。湯本館のご主人に聞いたけど、つげ義春の「ゲンセンカンの主人」のモデルは湯宿温泉の大滝館であるとの事、この時までゲンセンカンのモデルは下部温泉の源泉館だと思っていた。

12)群馬県 宝川温泉 露天風呂メインの混浴、私達が行った時は中国人が多かった。凄く広い面積の中に幾つかの露天風呂があった。

13)山形県 滑川温泉 姥湯温泉に行く途中に有る、鄙びた混浴、ゆったりできた。

14)山形県 姥湯温泉 桝形屋 山の頂上にへばり付いているような空に近い温泉。幾つか露天風呂がある。

15)長野県 小斉の湯 昔は混浴だった、マラソン大会の帰り立ち寄ったら、カップルが入っていた。今は混浴はなさそう。

 

やはり東北を含む東日本に混浴が多い、法師温泉のワニにも驚いたが、埼玉県の吉見百穴にのそばにある百穴温泉は犯罪的で驚いた、ここに居てはいけないと思った。知らずに入って、入湯料が1,500円と異常に高かったのも変だとは思ったが、もうその温泉は閉館した。混浴も良いけど此方も少しは緊張するので、福島の100円以上の入湯料を払っておばあちゃん達と入るような混浴が気楽で良いかもしれない。別府温泉に行った時に、昔から有る温泉で混浴が当たり前になっている地域が有るがそこには行かないようにと言われたことも覚えている、多分今でもそのエリアは普通に混浴なんだろなと思う。混浴の温泉が当たり前に運営される日本であって欲しいと思う。江戸時代は混浴は当たり前の良い時代だったんだろうなぁ。

 

山形の姥湯温泉で???、で目の保養でええか

山形を出発。山形県米沢市の温泉で行きたい温泉が二つあったので東京に帰る前に立ち寄った。場所は姥湯温泉と滑川温泉、姥湯温泉が山の頂上付近で、姥湯温泉の帰り道に滑川温泉が有る感じ。「姥湯温泉 桝形屋」に行くには一苦労、バイクで行ったのだが、バイクでも曲がりにくい場所が何ヶ所かあった、車なら尚更だろう。なんとか桝形屋に到着、山の頂上付近にへばり付いているような温泉旅館だ、空が近く吸い込まれそうな青空。駐車場には車が何台か止まっていた。2015年8月10日の1湯目、姥湯温泉に入った、露天風呂には、薬師の湯札が掛かっていた。この温泉は混浴である、露天風呂が何ヶ所かあってとりあえず全部入ろうとしたが、1つの露天風呂を怪しげなカップルが占拠している為その露天風呂には入らなかった、まだ朝の10時だった。青空の下、秘湯感を愉しんでいると、まだ大学生のようなカップルが入って来た。何で?おまけに女子大生に見える女子はバスタオルでは無く普通のタオルで身体の前を隠しているだけ。???私達が入っている露天風呂の前を涼しい顔で通り過ぎて行った、普通のタオルでは何も隠せない、見たく無くても見える、色々な所が。彼氏の方を見たらあまり機嫌が良くないように見える、そりゃそうだろ。ジロジロ見れないがウロウロするのでその度に見える、色々な所が。風呂上がりにその女子大生のような女子を改めて見たが、もちろん女子は服を着ている、普通の女子に見えた、可愛いらしい白のワンピースを着ていた。理解不能ではあったがとても目の保養になった、今日は良い日だと思う事にした。しかし、彼氏もよう来たな、これも理解不能姥湯温泉を後に、山を下りる道すがら「滑川温泉 福島屋」に行った、ここも混浴。しかし、滑川温泉は姥湯温泉とは異なり温泉にいたのは私たち2人だけ、そりゃそうか、普通姥湯温泉に入ってすぐ違う温泉に入る人はあまりいないって事は想像できる。滑川温泉も秘湯感一杯、姥湯温泉とは異なり、煩悩に抗うこと無く温泉、お湯自体を愉しめる。滑川温泉を後にして飯坂温泉を目指した。飯坂温泉には「鯖湖湯」というそれは熱い温泉があるが、残念ながら今回は温泉には入らず、昼ごはんを食べる事にした。飯坂温泉の街中を昼ごはん求めて彷徨う、「万来」という中華料理屋を見つけた。丁度昼時で店は一杯だったけど、ここに座りなって言ってくれたご夫婦がいた。話をしてみると、仙台から飯坂に移住して来たらしい、おそらく東日本大震災のためだと思われた。まずは、円盤餃子を食べた、意表を突いた揚げ餃子だった、これは美味し、次に頼んだのが半ラーメン醤油味透明なスープが美味かった、昔の所謂中華そばは東北にしかないのかと思ってしまう。飯坂からは高速道路で帰った、東京で高速道路を下りると渋滞、一気に疲れた。

 

温泉 姥湯温泉 桝形屋   営業中

   滑川温泉 福島屋   営業中

食事 飯坂温泉 万来    営業中