旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

クリスマスイブ 岡山の飲み屋で意識を無くす

朝5時に起きた、タクシーを5時45分に呼んで宇和島駅に行った、タクシー代は650円。ホテルはくたびれていたけど、とても静かな部屋だった。昨晩は久しぶりに風呂に付いていたサウナにも入って整えた、腰の痛みが軽くなっている、本当の温泉にゆっくり浸かりたい。宇和島駅から松山駅に向かう列車の椅子は新しく、見てくれは良いけど背もたれが垂直に立った昔からタイプの椅子で、サウナで整った腰が心配になってくる。八幡町辺りは平地が少ないようで、山の斜面にへばりつくように家が建ち、中には山の頂上付近に建っている家もある。みかん畑も同じように山の斜面にあった。この辺りのみかんは、みかんの種類は分からないけど白い袋が被せてあり大事にされている事が分かった、美味いんだろうなぁ。私は宇和ゴールドという柑橘が大好き。種を畑に植えてみた、結構芽が出て現在結構大きくなっている、実は実るのだろうか?お腹が空いたので松山駅周辺で朝うどんをやっている店を探したけど見つからず、松山城の下の公園まで散歩した。途中、弁慶号という蒸気機関車に遭遇。公園の池でやたらと人に慣れた白鳥とクリスマスイベントに向けてバイオリンを練習している女子学生らしき女性たちに出会った、バイオリンの練習曲は「聖しこの夜」だったような気がする。結局朝うどんは松山駅の中にある駅うどんの「じゃこ天うどん」500円を食べ、追加でじゃこ天100円も食べた。10時32分に松山駅を発つ頃には朝の寒さは何処へやら、季節外れのポカポカ陽気になっていた。しかしながら、車窓から見える石鎚山の頂きは白く雪化粧していた。16時30分には岡山駅に到着、この日は朝うどん以降何も食べていないので、まず宿に行きチェックインして荷物を置いて街に出る事にした。岡山の街で食事をするのは2回目か。ホテルの人に聞いた岡山の飲み屋街を目指すがまだ17時を少し過ぎた頃。時期がクリスマスなのと忘年会が重なっているのか満席の店が多い。「おいち」という料理屋を見つけた、開店したばかりでまだ客はいない、まず生ビールを頼んだ、グラスも冷えて美味い。つまみにシャコ酢を頼んで、2杯目の生ビールを頼んだ。シャコは爪の中の身まで食べる、倉敷の料理屋で教わった。メニューには岡山の地酒4種が載っていたので、今日はその4種の地酒すべてを飲む後に決めた。岡山にはあまり美味しい日本酒のイメージは無かったけど、岡山には沢山の地酒があり美味い地酒も多い。あてには瀬戸内の魚の刺身5種盛りと焼き鳥の皮を頼んだ。刺身の角が立っていて鮮度も良い、特に鰤の刺身が美味かった。この時には1種類目の地酒を飲んでいた。締めには黄韮と地鶏の雑炊を食べようと決めた。その時には2種類目の地酒を飲んでいた。黄韮は食べたことがなく楽しみだったが、気がついたら店の外にいた、どうも「おいち」で意識を失ったようだ、空腹のところにアルコールの量が多かったか?黄韮と鷄の雑炊も3・4種目の地酒も記憶にない、お金も払った記憶は無いけど無事に店を出ているので払ったんだろう。黄韮の雑炊が心残りだった。黄韮って物を食べた事が無い。次に気がついたらパチンコをしていた。岡山でのパチンコは時間も潰せたし、今回の旅の今までの食い扶持をパチンコで稼いだ、ほとんどうどんばかり食べていたので安い食い扶持だったのだが。この日はホテルに帰り早々に眠った。翌朝は6時過ぎに起きたと思う、二日酔いでもなく風呂に入って吉備津神社に向かった。今回は「鳴釜神事」を体験しようと思って参拝したが、もうすでに女性が鳴釜神事をやっていたのでどんな「鳴り」なのか外で確認することにした。10分ぐらい経った頃「ウォーン ウォーン」という低い音が反響し始めた、なるほどこの音かと確認したので鳴釜神事はやめにした。温羅ファンの私としては、温羅の頭を地中深く埋めた事にして鳴釜神事で利用するという謂れのある吉備津神社に大きな違和感を感じつつ神社を後にした。東北の旅と比べて、人も多いし、電車の便も良い。快適ではあるが何か物足りない、雪が無いのも一因だと思う、2017年の青春18切符の旅は能登方面にでも行こうかと考えながら帰路に着いた。

 

料理屋 岡山市 おいち 営業中

駅うどん 松山駅 かけはし 松山店 営業中

神社   吉備津神社