旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

能登半島に寄せて

金沢市の隣りにある津幡町には30年以上前に津幡温泉の一軒宿に泊まった、この時は中型バイクの免許を取って暫くしてからのバイクツーリングだった。おそらく、このツーリングが宿泊を伴うツーリングの始まりだったと思う。2023年奥の細道ツーリングで津幡町にある倶利伽羅峠を訪ねた。羽咋市の千里浜なぎさドライブウェイには初めて買った中型バイクで走り、すぐに近くのガソリンスタンドで砂と潮を流した。宝達志水町ではツーリングの途中昼ご飯を食べた。能登金剛は松本清張の「ゼロの焦点」を読んで行った。穴水町はツーリングの途中、昼ご飯を元力士さんのちゃんこ屋さん「力」で食べた、三重県津市のちゃんこ屋の主人を知っているという話で盛り上がり、何か忘れたけどサービスして貰った。2004年10月石川県能登町宇出津の「民宿かね八」にツーリング仲間10人位で泊まり、宴会が始まり乾杯した途端大きな地震に遭った、新潟県中越地震輪島市には漆塗りを買おうと行ってはみたが、ショーウィンドウの漆塗りの値段を見て入れなかった。キリコ会館には嫁と一緒に訪ねた、ねぶたとは形は違うけどどこか共通点も有るように思った。白米千枚田は手前にある道の駅から眺めた、日本海の碧色と稲の緑色が綺麗だった。禄剛崎には、友人とツーリングの時に、禄剛崎温泉 狼煙館に泊まった、ご主人が採ってきた魚と雲丹が美味かった。禄剛崎灯台は狼煙館から歩いてすぐの場所で、朝日と夕陽両方見える面白い場所だった。珠洲市では2004年のツーリングの時に「珠洲焼き」の徳利・コーヒーカップを買った、江戸時代に一度無くなった窯をこの頃再生したという記事を雑誌で読んで行った。珠洲市には私の好きな日本酒「宗玄」が有る。本日1月11日、宗玄の一升瓶と氷見うどん購入。氷見市には年末に恒例の青春18切符の旅で訪ねて、「氷見天然温泉 ルートイングランティア氷見 和蔵の宿」に泊まり、「川喜」という寿司屋で寒鰤を食べた、客は私1人だったが料理の最後に寒鰤の握り4貫追加してしまうくらい美味かった、というか今まで食べてた鰤って何?っていうくらい美味かった。

2024年1月1日の地震で被害に遭われた方々が早く日常を取り戻せる事、街の早期再生を祈念し、私が出来る支援を自分なりにやって行こうと思う。とりあえず、今年飲む日本酒は石川県の日本酒にしょうと思う。

和歌山県串本へ

2023年11月3日(金) 明日和歌山県串本町で法事が有り、久しぶりに訪ねる事になった。3連休の初日なので渋滞が心配だったけど、この日は串本に着ければいいので自宅を9時過ぎに出発した。心配したほどの大渋滞は無かったけど、やっぱり高速道路も大阪市内、和歌山県に入る手前で混み合っていた。今回使った車は先日中古で購入したホンダNワゴンカスタム色は赤、7万キロ走行している。この車100キロほどスピードを出すと、エアコンの通気孔辺りから風切り音のようなかなり気になる音がした。帰宅後販売店に行って調べてもらったら、フロントガラスの周りにある溝で空気がぶつかって音がするとのこと、後日溝を何ヵ所がボンドで埋めてもらう修理をすることにした。昼ご飯は醤油の効いた和歌山ラーメンを食べたかったのだけど、和歌山市辺りも結構渋滞していたので和歌山市内のラーメン屋は諦めた。有田町に「和daining 清乃」という和歌山ラーメン屋があるので高速道路を降りて行って見たが14時近くだというのに20人ほどの人が並んでいた。和歌山ラーメンは諦めた。暫くして広川町に入った。嫁は和歌山県串本町出身、広川町は「稲村の火」で知られている町だと教えてくれた。稲村の火、聞いた事は有る。看板に稲村の火・道あかりという物産店と食事処が近くにある事が分かったので、とりあえず行ってみた。物産店をざっと見て、食事処に行った。和歌山ラーメンを食べたかったのでラーメンにしたが、豚骨ラーメンで少々ガッカリ。カレーうどんにしておけば良かった。気になったのが、食事処に置いてある醤油が千葉県のヤマサ醤油だった事、近くに醤油で有名な湯浅があるというのに、なんで?気になったので調べてみたら、ヤマサ醤油の社長が広川町出身である為だとわかった。納得だが、湯浅醤油も置いても良いのでは?と思ってしまった。「稲村の火」は小泉八雲の書いた話でそれを日本語訳したもので「安政南海大地震」のおり村人に津波の到来を知らせる為に収穫したばかりの稲の束に火をつけたという物語。小泉八雲が書いた物語とは知らなかった。令和南海トラフ地震の被害は回避したいものだ。「稲村の火記念館」の入館料が500円だったので入館は止めにした。この後下道で串本の高台に有る串本ロイヤルホテルを目指した。この日の夕食は頼んでいなかったので、ホテルに入る前に串本港近くのAcoopに寄って食材と飲み物を買い込んだ。晩御飯のメインはめはり寿司とサンマ寿司、マグロの刺身。魚がやっぱり安くて美味そうだった。ロイヤルホテルには何回か泊まっているが今回初めてホテルの大浴場に入った。ホテルの下にある温泉から湯を引いている温泉だった。思っていた以上に良い湯だった。運転疲れと温泉の長湯、ビール・日本酒の酔いのせいで22時には眠ってしまった。

 

ラーメン 和歌山広川町 道あかり

続き 福井県おおい町 若州一滴文庫訪問

9月24日 若州一滴文庫の存在はかなり前、30年以上前から知っていた、水上勉さんが作った施設である事も。ずっと気にはなっていたが訪ねるのは今回が初めて。訪ねてみて驚いた。木造のとても立派な建物が幾つか建っていた、手入れも行き届いていた。日曜日のお昼時、客は私1人っきり。若州一滴文庫の一滴という意味が分からなかった。水上勉さんの出身地である若狭おおい町の「儀山善来」という僧の「曹源一滴水」、一滴の水も無駄にするものではないという教えから一滴文庫の一滴は名付けられたという事を、若州一滴文庫の職員の方からかなりの熱量で教えてもらった。一滴文庫の建物が建っている場所が、水上勉さんの母親が胸まで泥に浸かり田植えをした場所だという事も。蔵書の量も種類も素晴らしい。水上勉さんは幼い頃、読みたくても本を買う事が出来なかった経験から、故郷のおおい町の子供達の為にこの若州一滴文庫を作ったという。本を読む為の机も置いてあり、一滴文庫の営業時間中はずっと読んでいいという事だった。蔵書の中には作家から水上勉さんに送られたサイン入りの本も多数あった。私も飢餓海峡や土を喰らうなど何冊か水上勉さんの作品は読んでいた。特に飢餓海峡は作品中に出てくる土地、東舞鶴・大湊・仏ヶ浦・池袋など私が住んだ町、行った事のある場所が作品の舞台となっていたので懐かしく、自分の思い出も合わせて読むことが出来た。昼も過ぎ、腹が減ってきた、一滴文庫には食事も出来る「六角堂」という施設があり、「にしんそば」を食べた。かけそばに200円プラスで食べれたと思う。さすがにそばの麺は袋麺だと思うけど、出汁の味も良く、にしんにもちゃんと味は染みていた。六角堂も1人っきり。食事の後は、竹人形館に行ってみた。竹人形館は照明が落としてあり、仄暗い。まず入って眼に入ってくるのは、沢山の飾られた竹人形の頭部。一つずつ人形の頭部を見ていると、人形の頭部達に私が観察されているような気がしてくる。竹人形館には私以外誰も居ないはずなのに、展示されている竹人形の影からガサゴソと物音がした。人形の頭部一つ一つに個性があり同じ頭部は一つもない。機会があればこれらの頭部を身体に接合した人形を使った人形劇を見てみたいものだ。最後に、「くるま椅子劇場」に行ってみた。くるま椅子劇場は一滴文庫について熱く説明してくれた職員さん一押しの施設。もちろんこの劇場も木造で、劇が行われる床は良く磨かれて黒光りしていた。舞台の後ろは大きなガラス窓になっていて、外の良く手入れされた竹藪が暗い舞台と対照的に映えていた。この劇場の客席に座り日本画のような外の景色を独り占め出来る幸せを噛み締め乍ら暫く劇場の中に胡座をかいて座って居た。春夏秋冬色々な景色を見せてくれそうな窓だった。冬、雪景色の一滴文庫を訪ねるのも面白そうだと思った。

 

そば 若州一滴文庫 六角堂 にしんそば

若狭彦神社・若狭姫神社・秋の鯖街道を走る

2023年9月24日(日) 前日、バイト仲間達との飲み会の為実家に泊まった。朝食後、ホンダのCRF250Lでツーリングに出発、天気は晴れ。目的地は福井県小浜市にある、「若狭彦神社」「若狭姫神社」。この2つのお社はセットで参拝するのが望ましいらしい。私の記憶に、若狭姫神社は有るが、若狭彦神社は無い。その後はかなり昔から存在は知っていたけど行った事の無い水上勉氏の「若州一滴文庫」に行ってみる。国道27号線で小浜市に向かう、天気が良いのでバイクが多い。朝方は少し寒いくらい。左手に若狭富士との云われる青葉山を見ながら北上する。青葉山福井県高浜町側から見ると、本当に富士山の様に見えるけど、京都府舞鶴市から見ると、頂きが3つ有る連山でとても富士山には見えない。先ずは若狭彦神社に向かった。若狭彦神社が上社になるらしい。主祭神彦火火出見尊 ひこほほでみのみことで、海幸-山幸神話の山幸彦として知られている。彦火火出見尊の妻は豊玉姫尊で、下社の若狭姫神社神社の主祭神でもある。豊玉姫尊は鮫の神・龍神としても知られている。先ずは若狭彦神社である。彦神社の境内には巨木が多く見られ、ここが神聖な地であることを私でも十分に感じることが出来た。境内の中にある2本の大きな杉の木も鳥居の役割を担っているらしい。この2本の杉の木の一方に直接触れて、杉の木の「気」でも感じることは出来ないかと思ったけど、やはり何も感じることは出来なかった。神社におられた神社の関係者と思しき人に、彦神社と姫神社のどちらから先に参るのが正しいか尋ねてみた。やはり上社の彦神社から参るのが正しいとのことだった。私が参拝する前に、KTMの350のライダーさんが参拝していた。彦神社を後に、来た道を少し小浜の街の方に戻り、姫神社に向かった。姫神社には昔参拝した記憶が有る、何故その時彦神社を参拝しなかったのだろう?山の神の彦神社と海の神の姫神社・天津神を祀る彦神社、国津神を祀る姫神社。姫神社が海の神を祀っているということは、昔姫神社辺りは海岸ではなかったのか?と思ってしまう。神社内の境内の神聖な感じはやはり彦神社で強く感じた。姫神社を出て、3月にお水取りの神事が執り行われる「鵜の瀬」という場所に行ってみる、鵜の瀬に来るのも久しぶりだ。初秋というよりも、未だ夏を引きずっている晩夏という強い日差しが川面でキラキラと反射していた。鵜の瀬の案内板を見てみると、このまま道を更に進むと滋賀県高島町に行けるようだ。ガソリンは十分有るし時間も有る。とりあえず行ってみる。道は段々細くなり、荒れてきた、落石も多い。なのに対向車は時折やってくる。ブラインドのコーナーは気をつける。鵜の瀬から30分ほど走ると、見晴らしの良い場所に出た、そこから日本海を見ることが出来た。一休み。この道が昔、小浜から京都に向かう鯖街道の一つであるという看板が道沿いにあった。小浜から熊川宿・朽木を通って京都に行く鯖街道は知っていたし何度も通った事がある。家に帰ってからこの鯖街道を探してみたが地図には載っていない道だった。ネット情報では2020年に全線舗装されたとある。この鯖街道の1番高い場所、峠は「おにゅう峠」。おにゅう峠と書かれた大きな石碑があり、バイク、車が何台か止まっていた。休んでいたライダーさんに高島町迄どれくらいの時間がかかるか尋ねたら、30分ほどで着くという。30分なら行ってみるか、と峠の反対側に下りて行く。20分ほど走ると、移住者たちの集落ではないかと思われる場所があった。何人か若い人達を見かけた、小さな建物で何か売っているようだったけど、詳細は分からない。更に進むと「朽木渓流魚センター」の看板を見つけた。昔弟と来たことのある釣り堀だと思う。朽木渓流魚センターとは反対の方に進む。暫く走ると「山神神社」という神社を見つけ、休憩がてら参拝。やまがみ神社かと思っていたら、調べてみるとさんじん神社と言うらしい。神社の回りはススキの原だった。調べてみると山神神社は、滋賀県高島町朽木能家372番地にある神社だと思われた。祭神は「大山祇神 おおやまづみのかみ」と「国狹槌命 くにさつちのみこと」の2柱。国狹槌命は日本書紀に1回だけ出てくる神だった。日本には色々な神様がおられる。山神神社を出て道を下る、やっと国道303号に出た。これから再び小浜に戻り「若州一滴文庫」に行ってみる。

白山比咩神社参拝 富山からの帰り

2023年8月1日(火)何時ものように朝5時に起きてホテルの温泉に行く、平日なのでサラリーマン風のお客が多い。昨日と同じように暖かい湯に浸かって水風呂に入る。この風呂の水風呂は氷で冷やしているのではないかと思う程冷たい。一度入ってしまえばなんて事ないのだが、最初水風呂に全身浸かるには気合いがいる。温泉と水風呂に何回か入って風呂を出た。朝食無しなので8時にホテルを出た。この日最初の目的地は昔から行ってみたかった「白山比咩神社」だ。富山から高速道路で白山インターまで行って国道157号で白山比咩神社に向かった。天気はこの日も晴れで朝から暑い。白山比咩神社の祭神の1柱に「菊理姫命 くくりひめのみこと」という神がいらっしゃる。菊理姫命は古事記には一切記載がなく、日本書紀異伝にのみ記載されている女神で、この神を祀る神社は少ない。謎の女神である。白山比咩神社の他に菊理姫命を祀っている神社に紀州熊野本宮大社がある。白山比咩神社の駐車場にバイクを止め、ジャケットをバイクに被せ、身軽になって参拝に向かった。駐車場から神社に入るとすぐに芭蕉の句碑があったけど、先ずは参拝、本殿に向かった。平日だというのに参拝者が多い。本殿でのお参りを済ませる、本殿の反対側に「荒神前神社」という小さな神社が有り、沢山の人が行列を作って参拝するのを待っていた、本殿の参拝者より多い気がした。せっかく来たのだし、行列の後ろに並ぶ。熱心に、時間をかけて参拝する人が多い。私も一族のもう少しの繁栄を祈った。調べてみたが、何故この荒神前神社に参拝する人が多いのか理由はわからなかった。荒神前神社の奥に有る「白山奥宮遥拝所」でもお参りする人が多い、私もお参りした。参拝後、芭蕉の句碑を見に行く、「風かをる越の白嶺を國の華」という句が記されていた。予定では小松市の「多太神社」に参拝して再び海岸線を帰ろうと思ったが、白山比咩神社から山越えで福井県勝山市に行けることが分かり、勝山市経由で帰ることにした。勝山市に向かう国道157号は走りやすく、山の中を通っているのでとても涼しい道だった。どこかに温泉は無いかと捜しながら走っていた。途中「白峰温泉」の看板を見つけた、白山の山奥の温泉に期待が膨らむ。「白峰温泉総湯」という立派な施設を見つけたが、人の気配が無い、休館日だった。次の温泉を捜しながら走る。暫くして「勝山温泉センター 水芭蕉」を見つけた。温泉施設手前のテニスコートでは高校生らしき男女がテニスに興じていた。勝山温泉センター 水芭蕉は広い湯船・サウナ・水風呂もあって入浴料は620円。源泉名は浄土寺温泉、泉質はナトリウム-塩化物炭酸水素塩泉、所謂ヌルヌル系の美人の湯。ここの水風呂も冷たい、冷たい水風呂に入る為に温泉に浸かる感じだ。温泉、水風呂に何回か交互に入って最後に水風呂で締めて風呂を出た。気持ちいい。腹が減った。温泉を出て福井市方面に走る、暫くして永平寺の看板を見つけた。道路沿いに蕎麦屋の看板を見つけた、とりあえず行ってみる。時間は12時30分くらい、店は開いている、客は1人。福井県蕎麦屋なので、おろし蕎麦を注文した。と言っても、メニューにはおろし蕎麦とざる蕎麦しか無い。大盛りに替えてもらう。あっという間に食べてしまった。店名が「俺のそば」って書いてあったので、女性の店主に何で店名に俺ってついているのか聞いたら、ご主人が蕎麦を打っているそうだ。納得。食後に和菓子と冷たいお茶を頂いた。店を出て福井市方面の高速道路を目指していたが、途中越前海岸へ行く看板を見つけ、混んでいるであろう国道8号は避けて海岸線を走る事にした。海岸線をゆっくり走って、敦賀、小浜を通って若狭西街道で帰路に着いた。国道8号敦賀手前の峠に前から気になっていた場所が有ったので寄ってみた。「帰り山観音」って言う場所。冷泉が湧いているらしい、看板には指定の入れ物で水を汲むように書いてある。指定の入れ物買わないとダメかと思っていたら、店主さんが出て来て冷泉を用意してくれた、ペットボトルで良いとのこと、有難い。早速ペットボトルいっぱいの冷泉を飲み干し、再びペットボトルに冷泉を入れてもらった。帰る前に観音様に延命十句観音経を唱え御礼とさせてもらった。冷泉の味は一気に500cc飲み干したのだから冷たくて美味い水だったのだろう。

 

神社 白山比咩神社

温泉 勝山温泉センター 水芭蕉  営業中

蕎麦屋 俺のそば         営業中

神社 帰り山観音

 

富山の夜、富山湾の幸食べ尽くす

続き。本日の宿に向かう。「富山ドーミイン 劔の湯」というホテル。最初に訪ねたホテルは本日泊まるホテルの高級版で、受付でやんわりとこの先にあるホテルが貴方の宿泊施設で、当ホテルではないと言われた。ホテルに着いたのは14時頃、部屋には入れないだろと思っていたが、部屋の準備は出来ているので入室可能との事、ありがたい。早速シャワーを浴びて街の散策に向かった。いつものように行くあては無い。ホテルを出ると近くに「Daiwa」というデパートを見つけた。近所の人達と呑む時のつまみを探しに入ってみた。富山名物を探す。「焼き白エビ」「焼き羅臼昆布」「ホタルイカの干物」を購入した。デパートを出てアーケード街を歩く、富山の地場の物を売っている店で今度は自分用の土産を探す。めちゃくちゃ大きな羅臼昆布が850円で売っていた、即購入。安〜い。今でも大事に使っている。特に魚の昆布締めをする時に使う、昆布の良い香りと味が魚を10倍旨くする、10倍は言い過ぎか。アーケード街を抜けて通りに出ると、「池田屋安兵衛商店」という富山の古い薬屋を見つけた。最初は外観だけ写メって帰ろうかと思っていたが、せっかく来たんだからと店内に入ってみることにした。店内では女性の客と2人、店主から丸薬の作り方その他のレクチャーを受けた。店主から丸薬を作る体験をやらないかと言われたが、丁寧にお断りした。ここでは二日酔い予防の為の自分用に「越中富山反魂丹」と嫁への土産に便秘薬の「通じ丸」を購入した。通じ丸は服用していないので効果のほどはわからないが、反魂丹は漢方の香りも良く、酒を飲む前に10粒程服用しておくと二日酔いもなかった。ホテルに帰る途中、多分「GRAND PLAZA」だと思うけど、富山のワインのグラス飲みの出来る店や、BARなど色々な店が1つので建物をシェアして使っていた。残念ながら時間が早すぎてアルコール関連の店はオープンしていなかった。アルコール関連の店は17時オープンだった。次チャンスが有れば是非来てみたい所だ。ホテルに戻って温泉に浸かり一休みして会社時代の後輩を待つ事にした。ホテルの前で後輩と合流、飲み屋街まで車で行って、帰りは代行で帰るとのこと。後輩H氏は単身で千葉から富山に来ている、年内一杯は富山で勤務するようだ。まずはH氏お勧めの「あら川」に行くが、未だ開店していなかった。「居酒屋 吟魚 ぎんぎょ」という店に行く、ここも予約していなかったので18時30分迄なら飲めるという事、あら川に18時30分からの予約を入れた。吟魚は富山の地酒中心の酒と富山湾の魚の店。あら川も同じようなコンセプトの店らしい。まずは生ビールで乾杯、いつものように私は最初に2杯生ビールを頼んだ。肴は刺身の盛り合わせ。旨い、魚の鮮度はもちろん良いのだろうが、刺身の角が立っている、魚の味も濃い気がした。日本酒を頼んだ、H氏お勧めの「立山」を呑んだ。「勝駒」を頼んだがこの日は無かった。ほろ酔いであら川へ向かう。あら川では昆布締めの3種盛りを肴に日本酒を楽しむ。昆布締め3種の中にふぐの昆布締めが入っていた。昆布の働きの凄さに感動した。刺身でも旨い魚が更に旨い、別物に変わった。自分でも魚を捌く事が有るが必ず半身は昆布締めにするようになった。時には昆布締めを更に酢で締める事もある。後日、H氏から富山の魚の昆布締めのセットを送っていただいたが全て美味かった。甘エビの昆布締めには驚いた。この頃からの記憶が怪しい。H氏から、日本酒を飲むペースが早いとの指摘を受け、飲むペースを遅くした。H氏から富山湾のバイ貝の刺身は是非食べて欲しいと言われて食べた。バイ貝の白い身が綺麗だったのと歯応えの良さを覚えている。日本酒は「羽根屋」と「勝駒」を呑んだと思う。「満寿泉」は昔よく呑んだのでこの日は呑まないでいた。千鳥足でこの日3軒目の「だい人・だいと」に行った。ここでは多分白エビの唐揚げと日本酒、何を呑んだのか憶えてない。締めに氷見うどんを食べた。3軒の日本酒と富山湾の魚を売りにしている店に行ったが、どの店も美味かった。日本酒の種類も沢山あり初めて呑む日本酒もいくつかあった。だい人を出てH氏は代行を呼んだが30分ほどかかるという、富山駅でトイレを借りた。富山駅から駐車場まで2人でふらふら歩いてH氏とは別れた。ホテルまでふらふら歩いて帰ったけどかなり距離はあった。この日は呑む前に服用した反魂丹が効いたのか?ちゃんと食べながら呑んだのが良かったのか?二日酔いになる事は無かった。

 

観光 池田屋安ベ兵衛商店 薬屋

土産 Daiwa デパート

食事 吟魚

   あら川

   だい人

ホテル 富山 ドーミイン 劔の湯

 

富山ブラックラーメンの裏事情を知る

2023年7月31日(月) 朝から晴れ。バイクで自宅を7時に出発。舞鶴若狭自動車道で今庄インターチェンジを目指そうと思ったが、燃料が少なかったので地道で小浜インターチェンジまで走り、燃費補給して高速で今庄インターチェンジを目指した。今庄インターチェンジを降りて、越前海岸を目指した。平日で車が殆どいない海岸沿いの道を北上した。海の水は澄んでいて、空は雲1つなく限りなく碧い。前に名古屋に住んでいた時、雌の越前蟹・セコガニを買うために走った道を走った。どの店で蟹を買ったか思い出し乍ら走った。その店は5匹買えば1匹おまけしてくれる店だった。悩んだ末、5匹買った。結局店は思い出せなかった。越前海岸の梅浦港の入り口に「越前恵比寿宮」を見つけて一休み。恵比寿さんなので魚の豊漁と船の安全を祈念する神社なのだろう。今回のツーリングの安全を祈念した。恵比寿宮を囲む壁の一つに「劔神社」と書かれた獅子舞の獅子のようなレリーフ?のような物が埋め込まれていた。調べてみると、恵比寿宮より劔神社の方が有名な神社だった。機会があれば劔神社にも行ってみたい、と思ったけど、前に越前焼の皿を買いに行った時に行った神社が劔神社とわかった、決め手は夫婦杉の所に在る大きな男根の像と大きな茄子の像。ネットで劔神社の画像を調べてみて分かった。福井県三国町の道の駅で一休み、土産は無いかと探してみたがこれといった物は無かった。程なく出発。九頭竜川を越えてあわら市に入った。あわら市には蓮如上人由来の施設が幾つか有り、寄ってみようかとも思ったが時間が無かった。北潟湖に沿って走る。左手の東尋坊への案内板を横目に北上した。最初は小松インターチェンジから北陸自動車道に乗ろうと思っていたが、加賀インターチェンジから北陸自動車道に乗って砺波インターチェンジで高速道路を降りて国道359号で富山市内に入った。富山市民病院の前にある出光石油で給油すると共に、昼飯の富山ブラックラーメンの美味い店を尋ねた。ガソリンスタンドのすぐ近くに「富山 味の本流 チャーシューラーメン専門店 大喜 根塚店」がある事を教えてもらった。早速、大喜根塚店に向かった。店は想像した以上に綺麗で少し驚いた、店内も綺麗でクーラーも良く効いている。大喜で富山ブラックラーメンを食べるのは3回目。ラーメンの並を頼むが、周りはほぼ全員ご飯を頼んでいた、ということで私もご飯を頼んだ。前に食べた大喜のラーメンとは何か違う。薄く切られたチャーシューが丼一杯に載せられて、ネギも薄く切られいた。ラーメンスープの黒色が優しい?一口食べて更に違うことに気付いた。メンマの塩加減が優しい、この根塚店のメンマは普通に食べられる、西町大喜本店のメンマは殆ど塩抜きされていないようなメンマで、一緒に食べていた旭川のM君はしょっぱ過ぎると怒っていたほどしょっぱいメンマだった。ラーメンのスープも全部とはいかなかったがかなりの量飲むことが出来た。ほぼ完食。テーブルの上にあった小さなチラシを見て驚いた。大喜根塚店と西町大喜本店の幾つかのチェーン店とは全く関係が無いとの事だった。本家と元祖の違いのような物か?両方の大喜ブラックラーメンを食べたが、好きな方を食べればいいだけだと思った。西町大喜のしょっぱいブラックラーメンも食べたい時は有るだろうし、メンマもスープも美味しい大喜根塚店のブラックラーメンを食べたい時も有るだろう、その日の気分で選べば良い。ラーメン好きな他府県人には2種類の美味しいブラックラーメンが有って羨ましい限りだ。

 

ラーメン 大喜根塚店    営業中