旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

九州一周の前に息子の部屋に泊まる

2019年12月18日(水)朝6時に家を出て最寄り駅からJRに乗った、2019年の青春18切符の旅の始まり。兵庫県豊岡駅国府駅の間でコウノトリを見た、自宅の近所でも時々コウノトリは見かける事がある、あまり可愛いとは言いがたい鳥、特に目が。柴山駅前に柴山温泉の元湯があったけど、まだ入った事は無い。多分、日帰り温泉は無いんだと思う。餘部鉄橋を通過した、走っているとなんて事なく、高さもそれ程感じない。前に餘部駅を通過したのは夜だったので餘部鉄橋からの景色は見れなかった。その後、バイクで時々餘部の道の駅によることがあり、その時に餘部駅に登ったけど、高さは40メートル有り、エレベーターで駅のホームまで行ける。初めて見たら結構驚く高さだ。下から見ても、上から見ても。浜坂駅を過ぎた頃から車両の暖房が入り始めた、電車に乗ってから小1時間経っている、暖房入れるの遅くないか?車両が暖まって、居組駅を過ぎた頃から眠くなって来た。大岩駅を過ぎた頃、線路沿いに、3つの岩が重なり1つの大きな岩に見える場所があった、暖房で寝惚けた頭で、大岩駅の名前の由来はこの岩やな、などと考えていた。真偽は不明。眠気を受け入れつつぼーっとしているうちに鳥取駅に着いた。鳥取には、6日前に会社時代の後輩と松葉蟹を食べに来たばかり。待ち時間が1時間程有るので、今度鳥取に来たら行こうと思っていた「砂丘そば」という駅に併設されたそば屋に行き、砂丘そば390円を食べた。鳥取アゴ出汁の本場の為か、とても出汁の効いたそばだった。駅そばでは最高の部類の味かもしれない。鳥取駅で昼飯用の駅弁・イカ墨弁当 黒飯1,400円とビールを買った。駅弁はとても美味しく、ビールに合ったし、水筒で持参した焼酎にもとても良く合った。あわくら温泉駅辺りで雨が上がった。智頭駅から上郡駅までの鉄道は智頭急行株式会社の運営する智頭線青春18切符が使えない。智頭線1日フリー切符1,200円を買った。多分、ふつに切符買うよりフリー切符の方が安かったと思う。智頭線には「恋 山形」というピンク色の萌え萌え駅が有る、一回は見る価値有るかも。大原駅から空は晴れた。作用駅から大勢の高校生たちが乗車して来た、息苦しさを感じるほどだ。和気駅の手前に和気清麿の大きな石碑があった。広島県の大竹駅発の電車で息子と待ち合わせ、岩国に向かった。岩国へ行く目的は息子と晩御飯を食べる為。「割烹 福源」へ行って10,000円のふぐのコースを頼んだ。福源は息子のお勧め。とりあえずの生ビールで再会を祝う。付き出しが鱈の白子だった、鱈の白子も好物ではあるけど、ここはふぐの白子やろ、大丈夫か?と思ったらふぐの白子の塩焼きが遅れて出てきた、白子の表面に薄っすらと焦げ目が付いて塩の結晶が光っている、当然美味い、小さかったけど。ひれ酒が進む。ふぐの肝?らしきものも付いていたが、これは本物かカワハギの肝か、不明だった。酒を飲んで1人15,000円、合計30,000円だったけど久しぶりに息子と2人で外食出来たので満足。支払いは私。本日の宿は息子のアパート、相変わらず汚い。まぁ、自分が28歳の頃も会社の借り上げのマンションに後輩と2人で住んでいて、布団は万年床で部屋も汚かったなぁ。息子の薄い布団に潜り込んで22時くらいには眠った。

 

駅そば 鳥取駅 砂丘そば 営業中

駅弁  イカ墨弁当 黒メシ 1,400円

食事  岩国  割烹 福源 営業中

飛鳥の地で日本最古の仏像に参り、暑さに参った

2018年8月3日、東京の友人Eさんを迎えに名古屋繁華街のホテルに行った。そのまま高速道路に乗って奈良県天理市を目指した。名古屋高速は朝のラッシュでかなり混雑していた。東名阪・西名阪自動車道を走って11時過ぎに天理市に着いた。ガソリンを入れてスタンドの店員さんに天理ラーメンの「彩華ラーメン」の場所を尋ねたら、スタンドの近くに彩華ラーメンの本店がある事がわかった。天理ラーメンは気になっていたけど初めて食べるラーメン、楽しみだけど暑い、この状況でラーメンは失敗?ランチの定食でラーメンとチャーハンのセットを頼んだ。彩華ラーメンのラーメンは一言で言うと、塩っぱい味の効いた白菜載せの醤油ラーメンって印象。この日はラーメンではなく冷え冷えの三輪そうめんにするべきだったと今思う。地図を見ると近くに石上神宮があったので参拝することに。石上神宮に向かう途中、天理教の巨大な施設を見つけた、噂には聞いていたけど驚いた。この時の気温は40度近かったと思う、そんな中、中学生と思しき学生達が道路を掃き掃除していた、ましてや怪しいバイク親父達に挨拶までしてくれた。この光景にも驚いた。石上神宮は前から行ってみたかった神社で物部氏縁の神社で、物部氏の持つ武器を納めていた神社であるという事を梅原猛さん?若しくは違う人の本で読んだことがある。石上神宮には羽根の美しい鶏が放し飼いされていた、土佐の天然記念物の尾羽の長い鶏もいた。石上神宮を後に明日香村に向かった。途中、箸墓古墳があったので立ち寄った、奈良ではそこら中で歴史の教科書の写真で見た事のある風景に出会える。高校では日本史は選択していなかった、社会人になってから日本の歴史に興味を持つようになった。箸墓古墳ももしかしたら卑弥呼のお墓なのでは?という話もあり興味しんしんで散策した、が暑い。明日香村に入って、石舞台に着いたけれど、歩いてまわるのが暑いのでスルーした。松本清張氏の「火の路」でも持参して明日香の町・奈良の街を歩いてみたいとも思う。2023年火の路再読中、2023年奈良を巡りたい。飛鳥寺を目指したがその前に冷たい物が欲しい、という事で飛鳥寺近くの店でイチゴミルクのかき氷を食べた、シロップのサービス過剰で少々甘過ぎたが。この店では古代のチーズ「蘇」を試食させていただきました。仄かな甘味を感じた、今のチーズとはもちろん別物だった、乾燥した微妙に甘いチーズケーキ?って感じ。飛鳥寺では、写真を撮っても良いとの事でカメラ・スマホで飛鳥大仏、幼い頃の聖徳太子の像などの写真を撮った。スマホにはもうその時の写真は無い、カメラの写真は現像したものが残っている。大事な被写体はカメラで、私の好みとしてはアナログカメラで、撮影した方が良いような気がする。スマホやデジカメの写真を印刷した事が無いだけなのだけど。飛鳥大仏や聖徳太子の幼い頃の像も教科書で見た記憶がある。飛鳥大仏は日本最古の仏像という事だった。大昔、この場所に聖徳太子がいたんだと思うと何か不思議であり、感慨深い。あまりに暑いので早めに宿に向かった。宿は「吉野温泉 元湯」。翌朝9時前に宿を出て、金峯山寺に向かった。金峯山寺も前から行きたかった所で、秘仏の青い蔵王権現の3体の像を見たかった。しかし、この時は秘仏の公開期間ではなかった。3月と11月に秘仏は公開していると聞いた。金峯山寺の大きさに圧倒された。金峯山寺は山の1番高い所にある、どれだけの人がどれくらいの時間をかけて作ったのだろうか。この年の11月青い蔵王権現の像を見るため再度金峯山寺を訪ねて秘仏を見ることが出来た、秘仏の本当すぐ前に座ってゆっくり見ることが出来た。金峯山寺から国道166号を通って三重県の勢和多気インターを目指した。途中道を間違えて松阪インターまで行ってしまった。今日の宿は昼神温泉「吉弥」。松阪インターから高速道路に乗って桑名インターで高速道路を出た。下道で大垣市に向かい名神高速道路経由で東海環状線美濃加茂まで行った。美濃加茂からは下道を走って中津川市経由で昼神温泉に向かった。途中、雷と豪雨に合う、土砂降り。道端のどなたかの駐車場の屋根の下で雨宿りするけど、中々止まない。仕方なく雨ガッパ(古いゴアテックス製)を着て雨の中を出発。宿には17時には着くと言っていたけど、雨の中結構頑張って走って18時20分頃に宿に着いた。古いゴアテックスには防水効果はほとんど無くなっていた。宿の人たちが遅れて来た私達を出迎えてくれたのには感動した。翌朝8時45分に出発、途中まで昨日通った道を戻り国道19号を目指した。この日の最初の目的地は木曽福島にある「二本木の湯」温泉に行く迄の時間帯は涼しくて快適だった。炭酸の含量の多い湯に浸かり昼飯を探しつつ塩尻を目指した。暑い日なのに暖まり過ぎた、汗だく、走っても汗はひかない。昼飯は蕎麦と決めていたけど塩尻に行く迄に道沿いには蕎麦屋は無かった。結局塩尻インター近くの道の駅でそばを食べる事にした。そばはそれなりの味で、そば湯が温かった。13時過ぎに塩尻インターで友人と別れ帰路についた。自宅に着いた時の気温は39.9度だった。総走行距離1,000キロ弱のツーリングだったが、この時期のツーリングは危ないかも?と思った。

 

宿 奈良吉野 吉野温泉元湯 営業中

  長野県 昼神温泉 吉弥 営業中

ラーメン 奈良 天理 彩華ラーメン 営業中

神社 奈良 石上神宮

寺  吉野 金峯山寺 

冬の醒ヶ井で梅花藻発見・浜松で鰻 青春18切符の旅

2018年1月4日、湧水の里 滋賀県米原市の醒ヶ井を訪ねた。醒ヶ井は中山道の宿場町で町並みは綺麗に保存され、夏は梅花藻の花で一杯の川も綺麗に管理されていた。町並みは1キロ弱程続いている。朝9時頃に醒ヶ井駅に着いた、宿場町の町並みは醒ヶ井駅のすぐ近くにある。伊吹山はすっかり雪化粧していて、道路にも雪が積もっていた。綺麗な川の流れにまさか今頃、無いだろうと梅花藻の花を探したら、2つ、流れの中に梅花藻の白い小さな花を見つけた。醒ヶ井の宿場町を歩いた。観光客も何組かいて宿場町を歩いていた、真冬の醒ヶ井を訪ねる変わり者は私だけではなかった。駅に戻る途中に養鱒場があり、覗いてみると身体に白いカビのような物を付けた鱒が結構いた、夏にはよく見る光景だけど、真冬に綺麗な水なのに、何故?彦根駅を目指した。彦根城を見てみたいのと、運が良ければ彦ニャンを見たくて。彦根城の下までは何回か行って、城の近くの蕎麦屋で日本のソバ発祥の地の伊吹山で栽培した昔のソバを復活させ、そのソバから作った蕎麦を食べたことは有る。本日12月2日、夕方の読売テレビ テンという情報番組で伊吹山の蕎麦をやっていた。彦根城は現存する5つの国宝城の1つ。城見学は山登りみたいで運動不足の私には結構しんどいものだった。1時間ほど城見学をして、伊吹山の復活蕎麦を求めて「つる亀庵」に行ったけど、満員。結局彦ニャンにも遭遇出来なかった。小雨が降ってきてそれが彦根駅で雪に変わった。とりあえず草津駅に向った。草津駅のほぼ構内にある「近江そば 金亀庵 草津駅前店」に入った。先ずはビール小ジョッキと近江牛コロッケを頼んだ、近江牛コロッケには申しわけ程度にしか近江牛が入ってなかったけど美味かった。近江の地酒「不老泉」1合と「一博」1合を呑み、海老天そばで締めた。思ったより酒の量が多く、店のサービスか?ありがたい、すっかり酔ってしまった。不老泉は娘のお勧めの酒。草津駅を出て近江八幡辺りですっかり雪になった。柘植駅からの電車を間違えて伊賀上野に行ってしまった、もう一度柘植駅に戻り、柘植駅からは代行のバスで亀山まで行き、亀山駅からは快速電車で名古屋まで帰った。よく歩いて良い運動になった。もう1日分、青春18切符が余ってる、何処に行こうか?

 

蕎麦屋 彦根城近く つる亀庵 営業中

    草津駅   金亀庵  営業中

 

2018年1月5日浜松の「あつみ」という鰻屋さんに行った。何故あつみを選んだかは覚えていない、多分旅番組か何かで紹介されたのだろう。開店の10分後にはほぼ満席、1人で来たのが幸いして入店出来た。鰻丼上(鰻が2段になっている)4,600円也。鰻も高級料理になってしまったなぁ、2人で食べて日本酒飲んだら1万円超えてしまう。一段目だけで良かった、量が多くお腹一杯になった。浜松の鰻のタレは名古屋や三重県で食べるタレより少し醤油辛い。浜松の街を散策しようかと思ったら駅に行くと人身事故でダイヤが乱れていたので面倒臭くなりそのまま名古屋に帰った。足先がとても冷たく家に帰って風呂に入りたかった。

 

うなぎ屋 浜松 あつみ  営業中

飯田線・秘境駅の旅

朝6時にホテルを出た、寒い。寒いので1本早い電車に乗り、塩尻駅を目指す。塩尻駅から岡谷駅を目指した。岡谷駅から昔から気になっていた飯田線に乗り入れた、電車には高校のサッカー部の生徒が多かった、今日は日曜日、試合があるのだろうか?伊那福岡駅行きの電車だったけど、朝ご飯を求めて伊那駅で途中下車した。しかし、駅前には何も無い、朝からやっている食堂を探したけど何も無い。仕方ないので伊那の街を散策した。市内を流れる川の水は綺麗で、川烏が数羽、飛んだり、水の中に潜ったりしていた。朝ご飯を食べて2時間ぐらい時間が潰せると思ったけど本当に何も無い。予定より1時間早い電車で飯田駅に向かった。伊那散策で身体は冷え切っていた。飯田駅の近くに、夏にツーリングで行った「新京亭」というラーメン屋さんが有る事を思い出し飯田駅に着いたら直ぐ新京亭に向かった、腹ペコだ。夏に行った時には、ラーメンとチャーハンを頼んだら、思いのほか量が多く腹一杯になり過ぎて味もあまり覚えていなかった。夏でラーメンを食べるには暑過ぎた。11時30分ぐらいに新京亭に入る、混み過ぎず、でもお客はある程度入っていた。入り口近くのカウンターの席に直ぐに座る事が出来た。今回はワンタン麺を頼んだ、やはり麺の量が多い、平麺で少し柔らかめ。先ずはスープを一口、冷え切った体にはとても美味しい。一気にかき込む、周りのお客さんもワンタン麺を頼んでいる人が多いように思った。私のワンタン麺の1番は、東京北区王子の「かいらく」のワンタン麺、その次か、かいらくのワンタン麺に匹敵する美味さ。飯田駅に着く前、伊那大島駅の手前で鷹、大鷹?が数秒間電車と並走してくれた、距離にして3メートル程か。鷹独特の真丸で可愛い、でも鋭い眼もはっきり見えた。今回出会えた動物は雉の雌?山鳥天竜川のヤマセミ天竜川の淀みにいたオシドリの群れ、列車と一緒に飛んでくれた鷹。飯田線本長篠駅から乗車してきた高齢のご婦人達にはゲンナリ東京弁?で大きな声で話している。多分豊橋駅から新幹線で関東方面に帰ったか?飯田線はカーブも多く、山肌に接して走行しているので速度も遅い、何故こんな駅に止まる?なんて人の気配の無い駅も幾つもあった。夏場、中部天竜駅辺りにあった温泉にバイクで行ってみたいなぁんて思った。飯田線の車内放送は、車掌さんの方言が中々激しく、殆ど聞き取れなかった。飯田駅から豊橋駅まで4時間ほど、列車に乗るのが好きじゃないとなかなか乗れない線区だと思った。この日、飯田線に乗車していたのは殆ど撮り鉄乗り鉄と思しき人ばかりだった。豊橋駅では名古屋行きの快速電車と連絡していたので乗車すると名古屋まで30分ぐらいの乗車時間だった。

 

ラーメン屋 飯田 新京亭 営業中

 青春18切符を使う時のあいの風とやま鉄道の不便さを知る

朝5時に起きて温泉に浸かる。小雨が降っている。予定より1本早い電車で高岡駅に向かった、電車で隣りに座ったジャージ姿の女子校生のおにぎりを見てお腹が鳴った。魚津駅で電車待ちなので朝ご飯でも食べる為に途中下車しようとしたら、駅員から途中下車すると切符が無効になると言われた。あいの風とやま鉄道は途中下車出来ない鉄道のようだった。しかし、腹が減っている、なんとか駅員に頼み込んで、貴方の視線から消えない範囲の駅の構内だけに居るという条件で改札を出る事が出来、売店で鱒と鰤の押し寿司850円を買う事が出来た。昨日氷見で買った氷見の地酒「曙」を飲みながら押し寿司を食べた。昨日の寒鰤ほどではもちろんないけど、美味かった。電車で、親不知・子不知の難所を通った。高速道路ではよく通るけど、電車で通る事はあまり無い、少し荒れている日本海の景色を覚えておこう。泊駅で乗り換えて糸魚川駅に向かった。糸魚川駅には翡翠の販売店がある。翡翠の原石の値段を見るとかなり高価な値段が付いている。髑髏のデザインで翡翠とシルバーで細工してある根付風の物が38,000円で売っていた、髑髏好きなので、買っても良かったか?しばらく後悔した、次回訪問の時もし未だ売っていて、尚且つ欲しかったら買う事とする。糸魚川駅から大糸線で松本に向かった。糸魚川駅から南小谷駅までは間近に北アルプスの絶景が見れる、しかし糸魚川駅から乗ってきた関西弁丸出しの酔っ払い夫婦2組には参った、サンダル履きでスキーに来たよう、スキーは明日からするんだろうなと思いながら耐えていた。南小谷駅で下車したようで、静かになった。信濃大町駅で下車して蕎麦でも食べようと駅周辺を散策した。大町も人通りは少なく、シャッターを閉めている店が多い。駅近くの「こばやし」という蕎麦屋に入る。「エゴ」という海藻から作った寒天のような物と日本酒を頼んだ。日本酒を飲み干した後、盛り蕎麦を頼んだ、汁も甘過ぎず、美味かった。大町駅に戻ると、駅そばの「カタクリの花」でもかけそばの特上を頼んだ。何が特上かというと、注文してからそばを茹でてくれる、値段は370円で時間が3分ほどかかる。その後松本駅に向かった。松本に着いたけど、大町駅で食べた蕎麦が未だ胃の中にある。駅近くのビールBARで少し飲んで宿に向かった。この日はあまり寝れなかった。

 

蕎麦屋 信濃大町 こばやし 営業中

駅そば 信濃大町 カタクリの花 閉店

地酒  氷見   曙

氷見の寒鰤に感激 2017年冬 青春18

2017年12月22日(金)家を6時10分に出た、良い天気。まずは大垣駅を目指す、朝の冷え切って澄んだ大気を、未だ上り切らない太陽がオレンジ色に染めている。長良川の浅瀬には薄っすらと雪が積もっていた。米原駅から電車の扉の開け閉めが手動に変わった。長浜駅の手前に大仏の立ち姿が見えた。車からは見えない大仏。琵琶湖の湖北地区には観音像が多い、特に十一面観音が有名。河毛駅を過ぎる辺りから道端の残雪が増えてきた。同じ車両にいた元気な高齢女子集団が賑やか過ぎなので、車両を移った。福井駅での電車待ちの時間で遅い朝ご飯の天ぷらそばを食べた。味濃いめで旨い。駅そばの店員さんが言うには、「今年は雪が早かったので葉物野菜が高い、今日の天気はこの時期には有り得ないくらい良い天気」という事だった。クリスマス寒波が心配だとも言っていた。金沢駅では、金沢駅から先がJRではないので820円徴取された。金沢駅から倶利伽羅駅までが「IRいしかわ鉄道」で、石動駅から越中宮崎駅までが「あいの風とやま鉄道」になるらしい、領収書で確認。高岡駅で乗り換えて氷見駅を目指す。2022年の青春18切符の旅では、追加料金を払うのが悔しいのでJRだけ走るルートを探した、今年の楽しみは、山形のお寿司屋さん、久しぶりに行く。平日なので高校生が多い、冬休みじゃないのかなぁ?氷見線の電車の暖房が効き過ぎの上、オイル臭がする。氷見駅に着いて駅の案内所で今日の宿の場所を聞いた。氷見駅から3キロほど有り歩くと40分ほどかかるとの事、宿までの地図を貰い道順を教えてもらった。氷見も良い天気なので散歩がてら宿までぶらぶら行く。途中の立ち寄り湯も確認したけど結局行かなかった。天気も良く、空気も澄んでいるので眼の前の立山連峰がとても美しい。氷見の商店街を通ったけど、ここもシャッター通りで人がいない。宿に着く頃には汗をかいていた。宿に着いてまず温泉に入る、15時なので人もいない、狙い目の時間。湯温は少し温めで、お湯の色が黄〜緑色っぽい、塩分濃度の高い石油のような匂いがする温泉だった。石油の匂いのする温泉は群馬県高崎市にあった総社鉱泉せせらぎの湯と北海道にあった納沙布温泉でも経験している。温泉には1時間程いた。晩御飯はせっかく氷見に来たので寒鰤を食べようと「川喜」という寿司屋を予約した、何故川喜を選んだか理由は忘れた、多分ネットで検索はしたはず。予約の時の電話の対応のが、寿司屋らしくない元気の無い感じだったので少し不安に。川喜に行く時に乗ったタクシーの女性運転手もなんで川喜にしたのかと宣う、不安が募るが、不味ければ違う寿司屋に行けば良いと開き直る。この考えは杞憂に終わる事になる。藤子不二雄氏の出身が氷見のようで、生家の禅寺の前に漫画のキャラクター、プロゴルファー猿?だったかの石像が立っていた。町の至る所に藤子不二雄氏の漫画のキャラクターがいた。石巻では石ノ森章太郎の漫画のキャラクターだらけだった事を思い出した。川喜に到着、思っていたより小綺麗な店だった。とりあえずの生ビールと氷見の寒鰤の刺身を頼む、温泉に1時間程浸かっていたので喉はカラカラ、生ビールが旨い。出て来た寒鰤の刺身の美しいこと、日頃スーパーで買っている鰤とは見た目からして違う。見た目にも脂肪がびっちりと細胞の間に詰まっている感じ、そういうイメージ。食べてみる、イメージ通り、身は引き締まり歯ごたえがある、少し薄めに切って丁度良い。刺身を噛むとあっさりした脂肪と旨味と香りが口腔内に広がる、幸せだ。鰤に対する考えが180度変わった。寒鰤のカマの塩焼きも有るという、これは食べない訳にはいかない。この時にはすでに結構日本酒を飲んでいた。スーパーの鰤カマの塩焼きも結構好きなのだが、これまた別物。脂っぽいかと思いきや、上品な脂でしつこさはまったく無い、凄くさっぱりしてカマの身自体も締まっている、これ又感激。寒鰤以外のあてをいくつか食べたけど寒鰤の前では全てが霞んでしまった。締めに寒鰤の鮨を5貫食べて、足らずに2貫追加した。幸せは続いている、酔いもまわってきた。飲んで食べて8,500円。安いと思う、食べ物で感動することはこの年になるとそんなに有る事ではない。しかし、ずっと客は自分1人、何故?この店で白エビを食べると美味いかな?他の店で食べてもこんなに感動したのかなぁ?などと思いながらホテルに帰って9時前には寝てしまった。10時過ぎに目が覚めたので温泉に入る、台湾人の親子連れが温泉に入っていた、何か一言二言話をしたと思う。喉が乾いて夜中に3回目が覚めた。

 

鮨 氷見 川喜  営業中

宿 氷見 氷見天然温泉ルートイングランディ

     ア氷見  営業中

増毛へ、農作業手伝いのご褒美観光 

朝5時に起きて、6時迄宿の近くを散歩、居ないとは思うけど熊を気にする、なんせ羆なので。宿に戻って朝風呂にしっかり入って部屋に戻った。7時から朝ご飯、毎度の事ながら宿の朝ご飯は旨い、ご飯を2杯完食。天気予報では今日は雨になるらしい。友人から、昨日は農作業メインだったので今日は観光に連れて行ってくれるとの嬉しいお言葉、感謝。宿を後に、まずは、北竜町の向日葵を見に行く事にした。道路から見ると向日葵は満開のように見えたけど近くで見ると、まだ4〜5分咲きのようだった。向日葵を見て「ひまわり娘」って歌は誰が歌っていたかしばらく悩んだ。次に訪ねたのがNHK連続テレビ小説すずらん」の舞台になっていた「明日萌駅」こと「恵比島駅」。今でも電車が走っているそうな。駅は朝ドラの舞台のセットがそのまま残っていた。流石に朝ドラのすずらんは知らない。留萌に向かって走り出すとしばらくして雨が降り出した。数日前にテレビで見た留萌駅前に有る市場へと向かった。市場には殻付き雲丹・時鮭・蝦夷鮑などがビックリする程安く売っていた。殻付き雲丹を見て今日の夜は絶対雲丹を食べようと心に決めた。この市場では自宅用に昆布を買った、これもかなり安い、留萌産ではなく根室産の昆布だったけど。留萌に来た記念に留萌駅に行った。珍しく駅の待合室に駅そば屋が営業していた。昆布や鰹の良い匂いがしていた。この時は留萌駅そばは食べなかったのだが、暫くの間食べれば良かったと後悔した。しかし、2019年に再び留萌駅を訪ねて留萌駅そばを食べることが出来た、出汁の効いた醤油強めの汁の味が美味かった、しかしながら駅そばを作っていただく人が中々見つからない様子だった。留萌本線も2023年9月末で廃線が決まったようだけど、出来る限り留萌駅の駅そばを継続して欲しいものだ。留萌駅を後にして、この地方の海水浴のメッカらしい「黄金岬海浜公園」に行った。北海道の海水浴のメッカって意味がわからない、私は4年間札幌にいたが札幌辺りの海水浴のメッカ小樽の「大浜海水浴場」で泳いだことが一度も無い、寒過ぎる・冷た過ぎるのだ、本州人には。黄金岬海浜公園では昨日テレビでやっていた蟹釣りを見た。みんな針金にイカの身を付けて岩場の隙間にそれを入れて蟹を釣っている。黄金岬は蟹釣りの聖地らしい。メッカやら聖地が多い?釣った蟹は全てリリースするらしい、食べれない蟹なのか?雨が本降りになって来た。次は増毛の町に。日本最北の酒蔵「国稀酒造」へ向かった、ここでは日本酒の試飲が出来るらしい。昨日の酒が残っているけど飲まずにはいられない。店内に入って試飲の出来る場所を探す。酒蔵の一番奥にその場所はあった。ここでは販売している全てのお酒の試飲が出来るらしい。お店の人が順番にお酒を薦めてくる。中には大吟醸もあった。旨い酒、そうでもない酒色々あった。日本酒以外に、粕取り焼酎が有るではないか、粕取り焼酎とは、日本酒を搾った後の米や麹を原料に作った焼酎、仄かに日本酒の吟醸香がして美味しい。値段は4合瓶で1600円程。国稀酒造で購入する酒は粕取り焼酎に決めた。試飲で気持ち良くなっていた。昼飯は国稀酒造近くの「田中商店」に。混むと思って開店の少し前から並ぶが特に混雑することはなかった。田中商店の看板ラーメン「海老味噌ラーメン」を食べた。このラーメンは味噌味が控えめでスープも完飲出来そう。私の好みではもう少し味噌味が濃くても良い気がした。昨日食べたふるきの味噌ラーメンとたして2で割ったぐらいで丁度良い気がした。しかし、海老味噌ラーメンのスープ完飲してしまった。その後、旭川に戻って上川町のアイヌ資料館を訪ねた。ここではアイヌの家・チセがあり、係りの人が家の中で薪を焚べて家全体を燻していた。その後旭川市立博物館に行った。旭川市立博物館のアイヌの資料はとても充実していた。アイヌの日常品は美術品だ、木の皮で作った着物、アイヌ模様を細かく彫り込んだ木製の器、細かい彫り物が施されたマキリなどなど。この日の晩御飯は旭川市内の「居酒屋天金」でいただいた。店は混んでいたが、予約なしでもなんとか入店出来た。生ビール・念願の塩水雲丹・八角刺身・鮭のルイベ・本ししゃも焼き・タラバガニの刺身・寿司などなど。払いは2人で10,000円ほどだった。本当は、天金の後、蕎麦屋で締めたかったけど店が見つからず、帰り道でグミを買った。雨模様だった空が晩御飯の頃には晴れていた。翌朝、友人宅で朝ご飯をいただいた。朝ご飯のメニューは友人お手製の白菜のキムチ、タラコ、味噌汁、ご飯など。友人から、空港でお土産までいただき、本当に感謝。名古屋便が取れず関空回りで名古屋に帰った。今回の北海道旅行では新しい発見も色々あり楽しい旅行だった。家に帰る前に名古屋駅で天むすを買った。

 

ラーメン 田中商店  営業中

酒    国稀酒造  営業中

食事   居酒屋天金 営業中