旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

恐山の温泉に入る

早朝5時から蔦温泉の朝風呂に入る、1時間ほど。当然未だ誰も入っていない、湯船の下から静かに湧き出る温泉、湯面が鏡の様に見えた、今まで300湯近く温泉に入っているが、温泉の見た目の美しさ、もちろん温泉に入った時の気持ち良さ、1番かも。その後、時間があったので蔦温泉近くの蔦沼に行った。誰もいない、熊でも出そうな雰囲気、かなりビビりながらの散歩、自然と歌を口ずさむ。旅館に帰って熊は居るのか尋ねたら、熊はいない、との事、びびって損した。蔦沼は人もいなくてとても美しい沼?ちょっとした湖だった。蔦温泉を出発して野辺地を目指した。野辺地から先は下北半島下北半島の横浜の道の駅で休憩、林檎ジュース100円を飲む、美味い。横浜には美味しい豆腐屋さんがあるらしいけど未だ食べた事はない。更に北上して田名部経由で恐山に行った。恐山に入る前に恐山冷水で渇きを癒す、自己責任で。恐山冷水は私が中学生のころにもあったけど、こんなに整った水飲み場・水汲み場ではなかったなぁ。恐山の入山料は500円で、入山料を払うと恐山の温泉に入れる。今回入ったのは薬師湯。恐山温泉の注意書には長湯しないようにと書いてあったが、湯温も適温で思ったよりも気持ち良く、濁り湯だし長湯してしまった。他にも温泉はあるようだけど他の温泉には入れなかった。冬には堂守が1人だけ恐山に残り、風呂場からいるはずの無い沢山の人の声を聞くという。今回は残念ながらいるはずの無い人の声は聞こえなかった。恐山にある円空仏にも会う事が出来た。この時はお盆前だったので多くの人が亡くなった人の為にあの世で着て貰いたいのか、衣服を沢山持って来ており、其処彼処で着物の山が出来ていた。恐山を後に薬研温泉の近くを通り大畑に入った。昼飯を食べようと思ったら店がない。大畑駅近くに食堂があったのでそこに入る。昔懐かしいの中華そばライス付き500円を食べた。お店の名前は「丸美屋」、中華そばに直径2センチほどの「ふ」が2つ入っていた。ラーメンに「ふ」は珍しい。「大畑から大間を経て佐井へ。佐井に着いた辺りでガソリンが少ないのに気づく。近くにガソリンスタンドが無い、本来は脇野沢を回って下北半島一周したかったが、途中、湯の川温泉の方に曲がり、「湯の川温泉濃濃園(じょうじょうえん)」入湯料350円に入る、ここは水上勉飢餓海峡の映画の撮影にも使われたとの事。ずいぶん綺麗になっていて、びっくりした。しかしこの湯の川温泉でアブの攻撃にあい逃げ惑う。川内町でガソリンスタンドを見つけて、ほっとした。本日の宿「フォルクローレ 大湊」に向かった。昔大湊小学校・中学校に通っていたので懐かしい道、小学校の下の陸奥湾には冬に沢山の白鳥がいて余ったパンをあげていたりしていた。ただし、白鳥の鳴き声はけたたましく、優雅な姿からは想像出来ない。フォルクローレ大湊には夕食が付いていないのでホテルのフロントの方に大湊の美味しい店を聞いた、ホテルから少し離れたところにある「酒菜屋」という店を教えてもらった。酒菜屋は客が多く混んでいてなかなか料理が来なかったけど料理は美味しかった。日本酒も「豊杯・田酒などなど」美味い地酒も有りしたたか酔ってしまった。今回下北半島で是非食べたかったフジツボを食べたのだが、日本酒飲み過ぎでフジツボの印象がまるで無い。というか途中から記憶が無い。ホテルで夜食に食った日清のカレーヌードルが美味かった。

 

中華そば 大畑 丸美屋食堂 営業中

温泉 湯の川温泉 濃濃園 営業中

居酒屋 酒菜屋 大湊 営業中

宿 フォルクローレ 大湊 営業中

参考図書 水上勉 飢餓海峡