旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

新青森駅の駅員の対応にぶち切れかかる

12月19日、ホテルのカーテンを開けて外を見る、雪は降っていない、曇天。今日も途中、特急電車や新幹線に乗らなければならないと覚悟した。秋田駅発5時23分の青森駅行きの列車に乗った。朝御飯は秋田駅近くのセブンイレブンで買った、塩漬け筋子と焼き紅鮭のおにぎり2個。6時25分東能代駅を通過する頃、東の空の下限の辺りが仄かに明るくなってきた。この時間帯に車両が北を向いて走っていると、右の窓側で朝が始まり左窓側で夜が終わる瞬間があるのではなかろうかとアホな事を考えながら注意して景色を見ていたけどいつの間にか普段の朝になっていた。何時も思うけど、太陽が昇り始めの赤色と太陽の沈む少し前の赤色はぜんぜん違うけど一体何色というのだろう?などと考えながら朝を迎えた。太鼓をかたどったような形をした糠沢駅を通り過ぎた。新青森駅に着いた、ここで大きな間違い?規則の失念?をしていた事にしばらくして気付く。青春18切符では新青森駅からは北海道新幹線には乗れないって事に。そう言えば青春18切符の説明書に書いてあった。青春18切符で北海道に行くには新青森駅から奥津軽いまべつ駅まで行き、津軽二股駅から北海道新幹線に乗る、しかし、津軽二股駅に止まる新幹線は、今日の小樽駅18時の待ち合わせ時間に間に合うには8時14分発と10時7分発の2本しか無い!全く間に合わない。新青森駅の新幹線乗り場の駅員に18切符で北海道新幹線に乗るにはどうしたらいいか尋ねるが18切符では新青森駅から北海道新幹線には乗れないの一言、解っとるんじゃ、ボケ!的な態度で、だからどうしたら新青森駅から北海道新幹線乗れるかを教えてくださいと尋ねた。こちらがかなり焦っている事に気づいたのか、みどりの窓口で新たに乗車券と特急券を買ってくださいと宣った。最初からそう言え、ボケ!的な態度は表さず、早口でお礼を伝えてみどりの窓口に走った。みどりの窓口の担当の人は、青春18切符北海道新幹線を利用するのはとても不便なんです、などと言いながら津軽二股駅から木古内駅までの切符のキャンセルを行い、新青森駅から新函館北斗駅までの乗車券と特急券を用意してくれた。そもそも、新青森駅からの北海道新幹線には青春18切符では乗車出来ないことを忘れていた自分のミスなので駅員にあたるのは理不尽な事であることに気づいたのは新幹線に乗って一息ついてから。スミマセンでした。長万部駅青春18切符で旅行している人が新幹線の乗車について駅員とかなり長い時間揉めていた。みどりの窓口で切符をキャンセルして新しく乗車券と新幹線の切符を買うなんて当たり前の事だと今なら分かるが、相当焦っていたんだなと思う。しかしながら北海道新幹線に乗るのは初めて、初北海道新幹線を楽しまなければ。よくぞ津軽海峡の地下にトンネルなんぞを掘ったものだ。津軽海峡の地下トンネルの工事で5人の作業員の方々の犠牲者があったと今回の旅から戻った正月の番組で知った。合掌。北海道新幹線はめちゃめちゃ快適、鈍行列車の旅とは訳が違う、何もかも、天国。新函館北斗駅で何か食べようと思ったが、何も無い。早く函館に行けと言わんばかり。新函館北斗駅からの普通列車の連絡が無く、長万部町まで特急北斗9号に乗らなければならなかった。けっこうな出費になった。JR北海道の運営が厳しいと思ったことが2つあった。1つは特急列車の外側の塗装が剥げて錆びたまま運転している事、2つ目は、北海道の駅のトイレのウォシュレット率が低い事、なんなら便座も冷たかったりする、何気に座ると冷たさで飛び上がる。ウォシュレット設置率の向上をお願いしたいものだ。大沼公園の大沼は一部が凍結していた。天気も良く、大沼越しに見る駒ヶ岳が美しく見えた。森駅近くの海岸線を走っていた時、ここから下北半島は見えるのかと地図で確認したら、全く見えない事がわかった、この時まで、見えるとずっと思っていた。八雲駅の近くの木に大きな黄色い嘴の「オオワシ」が留まっているのを見た。おそらく人生初の野生のオオワシだった。単純にこんな猛禽類が普通に見えるという事が羨ましかった。長万部駅には昼過ぎに到着した。コンビニでおにぎりでも買おうと駅周りを散策したけど近くにコンビニが無かったので、駅前にあった「そばの合田」で天丼セット1290円を食べた、これが失敗だった。いつものように、かけ蕎麦だけにしておけば良かった。そばは乾麺で天丼のキスは消毒臭かった。が、腹が減っていたので完食してしまった。満腹で夜になってもあまりお腹が空かなかった。駅から海岸まで雪の中歩いて行ったら、浜辺に降りて歩いている人がいた、人の事は言えないけど物好きな人もいる。最初長万部からは室蘭本線で札幌経由で小樽に入るつもりだったけど、時刻表を眺めていると、函館本線を使って小樽に入れる電車があった、かなり時間を短縮することができる。雪に埋もれかけたような倶知安駅通過、何度かスキーに来た。倶知安では昔、今日小樽で会う予定の友人M君と2人でジンギスカン9人前を食べた事を思い出した。小樽には16時30分頃に着いた。大学時代の同級生2人が小樽駅まで迎えに来てくれた。特急や新幹線使ったらもっと早く着くのにと言われたが、趣味だから仕方ない。3人で小樽駅から今日宿泊予定のホテルまで歩き、ホテルで一休みして、小樽の「聖徳太子」という居酒屋まで歩いて行った。聖徳太子のBGMは懐かしい昭和歌謡だった。北海道の海鮮と昔話を肴に今日も呑み過ぎてしまった。

 

そば屋 長万部 そば合田 営業中

食事  小樽  聖徳太子 営業中