旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

冬の大館できりたんぽに感激 青春18

朝5時30分に起床、朝風呂に入ることなく宿の清算をした、宿代はなんと6,000円也。昨日の飲み代ビール・日本酒はサービス?いずれにしてもありがたい。村上市を出発する時はまだ雪は降っていなかったが鼠ケ関辺りから急に雪が降り出した。海岸には、「浪の華」が風に吹かれて雪に混じって飛んでいた。三瀬駅から線路は海岸線を離れた。この辺りの海は空も暗く、雲は低く垂れこめていて重たい。羽越本線の駅名では羽前と羽後の付く駅名が混在していると思っていた。しかし、地図をよく見ると混在していたと思ったのが越後と羽前で、羽前と羽後でいえば東京に近いのが羽前で遠いのが羽後というのがわかった。電車の車内を見てみると、私と同様青春18切符の旅をしていそうな人が何人かいた、皆んな時刻表を持っている。昼ごろに秋田駅に着いたので、駅そばを捜したが見つからず、一旦駅の外に出て稲庭うどんでもと店を捜したが、値段が高いので諦め駅弁にした。去年お世話になった「花善の鳥めし」が無かったので、今日は「秋田比内地鶏のいいとこドリ」という駅弁950円を購入、花善さんごめんなさい。駅弁と一緒にビールと日本酒も購入。駅弁は基本的には鳥めしだったが大根とにんじんのいぶりがっこが入っていて美味かった。去年と同じで強風のため時速25キロで走る区間もあり、大館駅には1時間遅れで着いた。大館駅は去年と同じで大雪だった。大館駅の周辺は去年見たのですぐに今夜の宿の「大館ロイヤルホテル」に向かった、受付の女性に何か見るべき物があるかと尋ねたら、ハチ公の像くらいとの返事、それでは仕方ないので、16時オープンのホテルの風呂に入ることにした。風呂は5階にあり天然温泉を引いている、温泉を運んでくるのではなく、汲み上げていたので塩素臭は少ない。風呂からの眺めも良かった、今回は白一色の世界だったけれど。ゆっくりと温泉に浸かりあったまって一休みしてから、きりたんぽを食べるために「萩」という店に行く、この店は事前に調べていた。萩はホテルルートインの前にあるという事だったので近くのルートインの前に行ったけれど、萩が無い?萩に電話すると違う場所のルートインの前だという。仕方なく雪の中大館駅まで歩いてタクシーで萩まで行った。萩は大館の飲み屋街の中にあり、そこは駅からは少し離れたところにあった。大館できりたんぽといえば「むらさき」という店らしいが、予約が要るとのことで、1人では少々敷居が高い。萩では、まず生ビールを頼んだ、お通しにハタハタのしょっつる鍋風が出てきた。ハタハタはお腹に卵を沢山抱えている、ハタハタの卵はテレビでよく見るので期待して食べたが、卵はヌルヌルして硬くて特に味も無い、ビニールを噛んでいるみたい、ハタハタの卵は期待外れだった。でもハタハタの身と鍋の汁はとても美味かった。今夜の目的のきりたんぽ鍋を頼んだ、勝手なイメージとしては鍋をコンロに掛けてグツグツというきりたんぽ鍋を想像していたが、あにはからんや、調理場で鍋をグツグツ炊いてコンロ無しで出された、少々ガッカリ。味はといえば、これが旨い旨い!きりたんぽ鍋をお代わりしてしまった、芹の根っこが入っていたかどうかは忘れてしまった。角館の「むらさき」という店で食べたきりたんぽには芹の茎の部分と根っ子が入っていて、芹の根っ子はビックリする程美味かった、鍋の具の中で、芹の根っ子が1番美味しかったりする。西日本では芹・芹の根っ子など見た事も無い。日本酒も、お店の金髪のお姉さんが好きだと言う日本酒をお代わりしとても良い気分でホテルに帰った。萩は良心的な値段で、生ビール、日本酒2.3本、お通し、きりたんぽ鍋2人前、他料理で3,000円だった。あまりに良い気分だったのか、店かタクシーに手袋を忘れたらしい。ホテルで再び風呂に入って早々に眠った。

 

駅弁 秋田比内地鶏のいいとこドリ 950円

料理 大館 萩   営業中