旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

鯵ヶ沢水軍の宿に感謝

朝4時に起きた、予定より1時間早く目が覚めた。7時に自宅を出発する、8日間のロングツーリングになる。昼御飯は新潟県の栄PAで海老天そば430円を食べた。この頃は宿を予約しないでツーリングしていたようで、泊まろうと思っていた瀬波温泉の宿は何処も満室で泊まれず、村上駅近くにある「扇屋旅館」に宿を取る事が出来た。瀬波温泉から扇屋旅館まではバイクで5分くらい、早めに宿に着いたので瀬波温泉 「龍泉」に行った、入湯料は800円也。新潟から瀬波温泉に至る国道113号は別名、日本海夕日ラインと呼ばれている、生憎この日は雲が多くて夕日を見ることは出来なかった。本日の夕食は、刺身 タコ・キス・マグロ・ウニ。天ぷらは、海老・舞茸・野菜。あとはおひたし、ご飯、ゼンマイの味噌汁。ビールジョッキで2杯、地酒2合を呑んでどうもすぐに眠ってしまったようだ。この時泊まった扇屋旅館は木造で畳張だったが、次に泊まった時、おそらく、10年以上経っていたと思う。鉄筋コンクリートのホテルのように変わっていた。夕食、朝食も大広間で食べるスタイルだった。鉄筋コンクリートの旅館は少し物足りない気がした。この旅館はバス会社の定宿になっているようで、バスの運転手さんとバスガイドさんが2人で食事をしていた。翌朝7時から朝食、村上名物の鮭が出た、三面川の鮭?少しスモークされた香りがして、塩加減も良く美味かった。鮭の他は冷奴、野菜のおひたし、胡桃の味噌合え、焼き海苔、漬物、ご飯に味噌汁。宿代8,085円のところ、8,000円にまけてもらった。85円でも嬉しいものだ。宿を出て国道345号へ、殆ど車は通らない。その後国道7号を経由して酒田へ、途中道に迷った。象潟を通って秋田県男鹿半島へ。男鹿半島では男鹿温泉「温浴ランド 男鹿」で湯に浸かり一休み、かけそば300円を食べた。その後、能代を通って青森県不老不死温泉で宿を取ろうとしたが満室という事で断られた、実際はバイクツーリングのむさ苦しい男1人の為断られたような気がする。この時もう雨は降っていた。とりあえず北上し、途中の民宿に当たるが何処も宿泊出来ず、泣けて来る。鯵ヶ沢に着いた、ここで宿がなければバス停で寝る羽目に。鯵ヶ沢温泉の「水軍の宿」の大きな建物が見えてきた、雨でずぶ濡れで駄目もとで宿泊をお願いした。若い女性2人の対応。快く良いですよの返事、本当にこの時この2人の女性には感謝感謝。本当に泊まって良いのですかと聞き返したほどだ。地獄に仏とはこの事。今2023年7月14日、アラン・ブースという作家の「津軽 失われゆく風景を探して」という本を再読している、この本に青森県の簡単な地図が載っていて、鯵ヶ沢の場所を見たら随分青森市に近づいていたんだと少し驚いた、もっと日本海側にある街だと今の今まで思っていた。もう日はとっくに落ちていた。鯵ヶ沢温泉 水軍の宿の晩御飯は、イカの身にイカ内蔵をあえて焼いたもの、美味かった。このイカと内臓をあえて焼く料理は時々今でも家で作る、イカ青森県産ではなく兵庫県産の白イカを使う。塩水に浮かんだホヤの刺身、魚の刺身、焼魚、茶そうめん、ご飯。何故か秋田のお酒と一緒にいただき幸せな気分で、締めの温泉に入って眠った。家を出てから1,080キロメートル。

 

宿 村上市 扇屋旅館 営業中 駅から2分

  鯵ヶ沢温泉 水軍の宿 営業中 

 

温泉 瀬波温泉 龍泉 湯元 営業中

   鯵ヶ沢温泉 水軍の宿 営業中

   30万年前の海水が湧き出している。