旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

猪鍋ツアー 岐阜県 濁河温泉

雪景色と温泉と猪鍋と囲炉裏を求めて冬の濁河温泉に向かう。下呂を通って濁河温泉に行くのだが、下呂辺りは2月にしてはとても暖かかった。しかし、小坂から山道に入ると流石に雪が多い。車はマツダのボンゴワゴンの四輪駆動でブリヂストンのブリザックを四輪に装着していた。道中スタッドレス四駆の実力を知ることに。雪で隠れていた溝に左側タイヤ2本を脱輪、なんとかなりそうな淡い期待で脱出にトライする。呆気無くタイヤの空回りなども無く簡単に脱出出来た。この時期濁河温泉で営業している宿は2軒しか無く、今回は「旅館 御岳」に泊まることに。宿に着くまでに雉?もしくは山鳥と猿に出会えた。正に秘境の秘湯という感じ。午後4時頃に宿に到着して直ちに冷えた身体を温めるべく温泉に、混浴露天風呂だったが客は我々だけ。この混浴、宿からの道のりがかなり長くおまけに下りの階段は凍り付いて非常に怖い。泉質は鉄分の多い気持ちの良い物だった。2月の雪景色、氷景色を眺めつつ入る温泉は最高だった、温泉から出るまでは。部屋に戻るには凍った長い階段を登らなければならない、部屋に着く頃には心臓が踊っていた、この時期のこの宿の温泉は老人と飲酒者には禁忌かもしれない。猪鍋を頼んであったが囲炉裏だったかどうか覚えていない。翌朝は晴天、露天風呂ではなく内風呂に入る。帰り道、郡上八幡の近くに山家定食、マタギ鍋を食べさせてくれる怪しい定食屋を見つける。山家(山窩?)・マタギ鍋がめっちゃ気になる。残念ながら未だ営業していなかった。昼食は郡上八幡の国道沿いの「そば八」でかけ蕎麦900円を食べた、手打ちで量もそこそこ有り美味かった。前日中津川で食べた「車屋」の蕎麦より美味かった。車屋は出汁は美味しいのだが麺の腰が弱かった。人の居ない冬の温泉は非常に得をした気がした、非日常の世界、何もかも独り占めだった。

 

宿 旅館 御岳  営業中

蕎麦屋 そば八 郡上八幡 営業中

    車屋  中津川  営業中