旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

恐山詣り 北海道の帰り、宿の暖かい対応に感謝

函館を夕方出航し下北半島大間港には21時頃着いた、そこから今夜の宿大畑の民宿「海遊館」に向かう、当然辺りは真っ暗。おそらく右手の津軽海峡にはイカ釣り漁船の漁り火が見えていたはずなのに、漁火を見る余裕はなかった、みんな急いでいた。海遊館には必死で走って22時頃に到着した。夜遅い到着なのに、優しく迎えていただいた。感謝。朝食を食べてむつ市経由で恐山に詣る。むつ市には、むつ市立大湊小学校6年から同大湊中学校2年まで住んでいた。釜伏山の麓の大湊に。海遊館の朝食には当然イカ刺しが付いていて、当然のように美味しかった、下北半島の大畑はイカが名物、毎朝「いがー、いがー」とイカ売りの声がする、バイクで大畑の前を通るとイカの余り良い匂いとは言えない匂いを嗅ぐ事になる。中学1年の時、同級生数人と大湊から自転車旅で恐山近くのキャンプ場に泊まったことがあり、少しは恐山、その周辺の知識はあった。むつ市から恐山に行く途中に冷水峠という水飲み場があるのだが、綺麗に整備されていた。冷水峠の水を一杯飲めば10歳若返るらしい。30歳ほど若返り恐山を目指す、メルモちゃんか!恐山に着いて敷地内に入るが、何か変だ、綺麗過ぎる。恐山全体を覆うような禍々しさが、無い。まるで観光地ではないか。地殻の変動か?血の池地獄の赤褐色の泥泥した水は綺麗に澄んでいた。メンバーの1人が100円玉を落として、それを拾おうとしたので、100円玉をその場所にお供えするように伝えた。毎晩100円玉が恐山に帰りたいという夢を見るようになるとも伝えた。当然恐山の石など拾って持ち帰るなどとんでもない。観光地化した恐山を後に、十和田湖に向かう、混んでいた、お盆真っ最中だった。奥入瀬を通って十和田湖に着き、しばし休憩。東北自動車道も混んでいた。今晩の宿は、新潟県関川村 「高瀬温泉 高橋屋観山荘」。午後3時十和田湖近くにいる。ここから宿まで300キロ以上有る。高速道路は混んでいた。メンバーの中の1人がこの辺りの道に詳しく、道案内してくれたけど、結局宿に着いたのは午後9時を過ぎていた。宿のご主人は嫌な顔もせずに、先に温泉に入るよう言ってくれて、その後暖かい晩御飯を出していただいた。感謝感謝。新潟の旨い地酒を飲んで泥のように眠った。宿のご主人の優しさを感じた日だった。高瀬温泉にはその後もう一度伺った。翌日は高速道路をひたすら走って帰宅。3100キロ走行した。

 

宿 青森県大畑 海遊館 閉館

  新潟県関川村 高橋屋観山荘 営業中