旅人の旅日記

バイク・青春18きっぷの旅諸々の旅の記録

室蘭で事件が 北海道ツーリング

羅臼を朝発つ時には、台風の影響で雨だった。ガソリンの給油場所のメモを見ると、昨日は足寄、尾岱沼に立ち寄った。足寄では、松山千春氏の実家を見た、実家には千春の似顔絵の大きな看板が掲げてあったが、髪の毛だけその当時の千春とは違っていた。この日は雨の中、十勝にある筒井温泉を目指した。このツーリングでは、ゴアテックスのカッパを使用、ビニールのカッパのようにカッパの内側が汗でびしょ濡れなんて事は無かった、超快適。値段が高いのが玉に瑕だが、10年近くこのゴアテックスのカッパは活躍してくれた。この日の宿は「国際ホテル 筒井」だった。このホテルも残念ながら今はもう無い。ホテルの部屋からは十勝川に架かる大きな橋が見えていた。次の日は、函館から青森県下北半島の大間に渡る為函館に向かう。途中、室蘭あたりで事件が起こった。SRX400で走っていたメンバーのバイクのスプロケットの山が無くなりチェーンが空回りするようになった。アルミ製のスプロケットに交換したのが災いに。この日はお盆の真っ最中、バイク屋も休み。どうする?ツーリングに同行していたお世話になっているバイク屋さんが、とりあえずバイク屋を探して捨ててある、スプロケットを探そうと提案、反対意見などあるはずもなくバイク屋を探す。この頃はスマホは未だ無かった。バイク屋を見つけて、ゴミ捨て場に捨ててあるスプロケットを見つけたがスプロケットを取り付けるネジの位置が違う。流石バイク屋の主人である、開いているガソリンスタンドで道具を借りて、スプロケットに穴の開けSRXに装着、SRXは何事もなかったように走り出した。この時はバイク屋の主人が神に見えた、時々このバイク屋の主人は神に見える。私のバイクのチェーンが切れた時はトラックの運転手さんからワイヤーのハンガーを貰い、ハンガーの針金でチェーンを繋ぎ、バイクを走らせた事もあった。この後、長万部で蟹飯を食べて函館のフェリー乗り場に向かう、函館に着く頃には日が暮れかかっていた。函館では大間行きのフェリーまで時間があったので函館山からの夜景を見た、100万ドルの夜景?手稲山から見る札幌の夜景の方が見応えがある気がした。

 

宿 筒井温泉 国際ホテル筒井 廃業